10月15日(日)秋華賞　京都芝2000m　有力馬個別見解　

2023年10月11日 21:30

※記事にスキを押していただけますとレース当日9時に天狐の高期待値馬＋本命馬が見れますのでよろしくお願いします。

スプリンターズSでは
かしわうどん：◎ママコチャ(３人気4.9倍)1着
みねた：◎マッドクール２着(６人気14.0倍)２着

◆注目馬見解

・リバティアイランド

みねた：圧倒的な1番人気が予想される同馬。実際オークスでは2着馬に1秒つけており、良馬場でのGⅠで1秒差は圧倒的な人気に見合う実力がないと出来ないパフォーマンス。ここから逆らって馬券を組むのは的中率が著しく下がる事が予想されるので2着、3着を熟考して回収率を取りに行く作戦も有り。ただGⅠという頂上決戦で単勝1倍台前半で100％以上の単勝期待値が取れるかと言えば難しいので単勝ベースの予想なら差し損ねの馬券に張る事も視野には入れる。

かしわうどん：オークスでラスト1F11.5秒は歴代最速。勝ちタイム2.23.1もジェンティルドンナ・アーモンドアイのそれを超えているし、それでいてラスト200mはムチすら打っていない圧勝。歴代最強のオークス馬と言っても過言ではないはず。その勝ち方を考えてもこのメンバーに入って圏外という結末は想像し難く、圧倒的人気でも評価せざるを得ない馬。

・ハーパー

みねた：好位～中団から差して来るという重賞では特に有利になり易い位置取りを安定して取れる競馬上手な馬。ただ頂上決戦においては決め手に欠き善戦止まり且つ、競馬が上手いことで配当妙味が出るような負け方をあまりしないので過剰人気になり易い点は気がかり。2.3着狙いで3連複、ワイドの軸、馬単2着軸などには適している。馬群の中でも我慢できるので、内枠で距離ロスなく立ち回れるような並び且つリバティアイランドが仕掛け遅れればといった所。このまま想定通りの10倍以上なら一考。

かしわうどん：決め手に欠けるがポジションを取れるし折り合えるのが強み。弱みはリバティアイランドに決定的な差をつけられているにも関わらず、逆転候補筆頭として人気する点。前走に関しては、折り合える点や長距離で飛び抜けて上手いルメール騎手など他馬と比較して条件に適応できる強みが多かった印象。レースはリバティアイランドの後ろでじっとする競馬で無難に着を拾った形。距離短縮により適性面での優位性が薄まる今回は無難に上位進出も圏内外すシーンは想定可能で。どちらかと言えば、それを願いたい派。

・マスクトディーヴァ

みねた：ローズSでは9番手追走から早め押し上げて4角7番手。最後まで脚を使い続けての勝利はかなり強い内容。7人気23.2倍というオッズで取れた前走が一番の買い時ではあったが3，4人気ならリバティアイランドとの対戦経験がなく未知の魅力に賭けてみるのも面白い。展開の観点からは前走押し上げて行った経験は強み。リバティアイランドが追い出しを我慢して伸びて来た所を、早めに動いていて勢いをつけて直線を迎えていたマスクトディーヴァが最後詰め寄られながらも競り勝つという展開ならばイメージは出来る。

かしわうどん：前走ローズSは驚異的なタイムで走破したものの、タイムに関しては流石に馬場による影響が大きすぎる印象でそれほど気にはせず。単純にレースぶりが強かったという印象。1000m通過57.3秒のハイペースとなり、2,3,4着には離れた後方にいた3頭が差して来た中、本馬は先行とまでは言わないものの比較的ポジションを取っての勝利。また、2着ブレイディヴェーグは話題にもなっていたように相当なポテンシャルを秘めていると感じる期待馬で、そこを相手に勝ち切っている時点で能力による勝利であることは間違いないはず。想定オッズではハーパーに次ぐ3番手と見られているが、少なくともリバティアイランドを負かす存在としては前者よりも上に取れる存在と見ている。

・モリアーナ

みねた：キャリアの殆どで1600mを使って来た馬だが、前走紫苑Sを16番手から差し切る競馬で新味も見せた。HHKマイルC、NZTと3角押し上げて行く競馬を見せていて2000mという距離でパフォーマンスを上げるのは想像に難くなかった。GⅠになり骨っぽいメンバーにはなるが末脚が炸裂してもおかしくはない。ただ対リバティアイランドとなると同位置～後ろからリバティアイランドを差し切れるかと言えば微妙なラインで相手の仕掛けミスに賭けるしかなく、的中率という観点からは推し辛い。好走パターンとしてはペースが緩んで道中息が入るような展開になった時。先行馬が飛び飛びの枠に入りすんなり隊列が決まり競り合う形にならなければ、1600m戦を使っていた同馬の強みが活きてくる。

かしわうどん：前走紫苑S本命時のメモ(一部抜粋)→『NHKマイルCは荒れた内目を通る不利。クイーンCでハーパーとタイム差無しまで走っているし、能力面は世代上位と判定できる。』前走本命にした最大の理由は、クイーンCでハーパー・ドゥアイズ等G1好走馬と互角に走っていたから。つまり、それらの馬が出走してくる今回の秋華賞でも通用するだろうと踏んでいたからである。前走の勝ちタイム1.58.0は18年ノームコアの1.58.0や21年ファインルージュの1.58.2と比較しても互角だし、その2頭がその後G1で好走を連発していることからも評価できる。レース単体で考えても、やや展開恩恵あるとはいえ、上がり2位に0.7秒差をつけて余力十分に突き抜ける様はG1でもと思わせる。未だにこの距離では底見せぬ魅力がある。