切抜(20231019)

20231019わが友に贈る

20231019寸鉄(選)~
労苦は気高い心を育てる―セネカ。鍛えの青春は人生の宝。行学の二道を

名字の言 アサリ漁を営む農漁光部の夫妻2023年10月19日

 先月、北海道・厚岸町で行われた第42回全国豊かな海づくり大会で、アサリ漁を営む農漁光部の夫妻が地元の漁業者を代表して登壇した▼厚岸の“海の幸”といえばカキが有名だが、アサリも負けていない。夫妻は、海水と淡水が交わる汽水湖である厚岸湖でアサリを丁寧に育てる。厚岸のアサリは、通常の2倍以上の大きさ。身がぎっしり詰まって、豊かなうまみが自慢だ▼アサリの漁場は、湖の中の浅瀬にある。登壇した壮年は8年前から、干潮時に水面から顔を出す漁場を耕運機で耕す取り組みを始めた。最初は変わったことをすると思われたようだが、耕した場合と耕さなかった場合を比較したデータを取り、その結果を共有することで賛同者が増えたという▼「何より収穫量がアップし、アサリの成長が早くなりました」と壮年。まさに「道理・証文よりも現証にはすぎず」(新1941・全1468)。「持続可能なアサリ漁のためには、アサリを採った後の漁場の手入れが必要です。農業と同様、次の生産につながる準備が大切なのです」とも▼夫妻は学会の組織の第一線で活躍。壮年はさらに地域の役職を17も担う。地域の灯台たれ! 学会の灯台たれ!――夫妻の胸中に農漁光部の指針が光る。(側)

20231019御書と未来へ(切取)~
 御本仏の仰せ通り、嘆かず毅然と地涌の誓願を貫けば、三世十方の仏菩薩に厳然と守られる。
 振る舞いで勝ち光る賢者たれ!

20231019社説(切取)~
 農漁光部の結成は1973年(昭和48年)10月24日(当時は農村部)。本年で50周年を迎える。池田先生は、〝メンバーの知恵と実証が農業の未来を開く力になり、世界の食料問題を解決する糸口ともなろう〟と期待を寄せた。(略)
 池田先生は農漁光部指針集の「発刊に寄せて」につづった。
 「全ての民衆が平和と幸福を享受するには、『食』を生産する農漁業が一切の土台となります。私たちの生命の営みは、『食』を生産する方々の尊き尽力によってこそ成り立っているからです。この一点において、農漁村にこそ、最大の感謝と最敬礼が捧げられるべきであります。これが正しき『人間の道』であり、『生命の道』です」

きょうの発心~
 尼ごぜんの御所労の御事、我が身一身の上とおもい候えば、昼夜に天に申し候なり。(富木殿御返事、新1353・全978)

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