切抜(20231014)

20231014わが友に贈る

20231014寸鉄(選)~
「法華経の行者は日輪と師子とのごとし」。勇気の対話でわが地域を照らせ
御書を学ぶのは信心を強くする為―恩師。教学試験に挑んだ全員が勝利者

名字の言 なぜアフリカで4000万本以上の植樹ができたのか2023年10月14日

 環境破壊が深刻だったケニアで女性たちの力を結集し、アフリカ全土で4000万本以上の植樹に成功したワンガリ・マータイ博士。なぜ延べ10万人が参加する運動を実現できたのか。大切にしたのは、皆が自ら進んで取り組めるようにすることだった▼博士はイモ類や雑穀など、地元の作物を植樹するよう心がけた。また、高等教育で学ぶ専門用語を使わず、伝統的な技術や知恵を生かす森林管理方法に着目した▼その結果、女性たちはプロの森林官が認めるほどの成功を収める。博士は彼女たちを「免状を持たない森林官」とたたえた(『新・現代アフリカ入門』岩波新書)▼先月のアフリカ教学研修会では、24カ国のSGIメンバーが仏法を研さんした。参加したガーナの友は「日蓮大聖人の教え通りに師弟の道を歩み抜けば、より良い未来を切り開く力を発揮できることを学びました」と喜びいっぱいに語っていた▼無限の可能性を開いた一人が、自発能動の心で、また次の一人を立ち上がらせる。その連鎖によって新しい時代は築かれる。63年前のきょう、池田先生は「21世紀はアフリカの世紀」になると宣言した。師の展望を胸に、平和の使命に生きるアフリカの同志。共に世界広布の歩みを進めよう。(燿)

20231014ルポ秋田での大雨被害から3か月
 水害から3カ月。秋田の同志が今、改めて振り返る広布史がある。
 1972年(昭和47年)7月、豪雨による大規模な水害が秋田で起こる中、池田先生が来県し、救援対策の陣頭指揮を執った歴史だ。当時の模様は、小説『新・人間革命』第16巻の「羽ばたき」の章にもつづられている。
 当初、先生は記念撮影会のために秋田を訪れる予定だった。その予定は中止されたものの、先生は「一番、苦しんでいる時に励まさずして、いつ励ますんですか」と秋田行きを断行。各地への幹部の派遣や被害者への激励など、復旧・復興への手を打ち続けた。
 そうした中、先生は秋田会館(当時)での集いに出席。どんな最悪な事態も、必ず幸福へと転じていける「変毒為薬」を大確信してこそ、人生の真の勝利を飾ることができると語り、こう呼びかけた。
 〝水害を契機にさらに団結し、切磋琢磨し合って、明るく、理想的な郷土を構築していってほしい。そして、お子さんやお孫さんの代々まで壊れぬ土台を築いていただきたい〟


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