アダルトチルドレンについて考えたこと
数年前、ACA(アダルトチルドレン・アノニマス)というグループ活動に母と共に参加しました。実のところ、私(と私の母)はアダルトチルドレン(以下AC)に該当する者です。様々な精神医療や心理療法の対象者にならず、かといってこころが平安ではなく・・・
そんな心休まらない日々を送り続けてきました。
ACは非常に難しいこころの問題と考えられます。それゆえにこころの回復が十分にできないことが多々あると思います。さらに、周りの人から理解されにくいこともACの特徴の一つであると思います。
そもそもACは心理学・医学用語ではありません。幼少期に親(特にアルコール依存の親)から虐待を受けて育ち、こころに傷を持ったまま大人になり苦しんでいる人を表現したものです。精神医学上では強迫性障害やパーソナリティ障害に類似することもありますが、明確な精神疾患として治療されるわけではありません。
ACが難しいこころの問題になる理由として、次のように私は考えています。
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