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松屋のシュクメルリをジョージア人の友達に報告した

シュクメルリが松屋で食べられるとの噂を聞きつけた。

実はロンドン滞在中、帰省中の大学のクラスメイトに会いにジョージアに行ったことがある。

その時食べて感動したシュクメルリ。

そしてその感動を友達のお母さまに報告したら(お家に泊めてもらっていた)全然通じず。

「シュクメルリ」の発音を何度もなおしてもらい、時には抜き打ちテストをして頂いたのに、結局お別れまでに習得できなかったほろ苦い記憶が蘇る。

これは食べなければならない、という使命感に駆られた。

シュクメルリって何だろう?

正直に言うと、松屋のシュクメルリを食べて、

「そうそう!これーー!懐かしい!シュクメルリ!」

とはならなかった。

そして至った問い・・「シュクメルリって何だろう?」

松屋のシュクメルリを説明するなら、鶏もも肉を牛乳チーズにんにくで煮てある。(説明でもクリームシチューと記載があった。)

私がジョージアで食べたシュクメルリは、カリカリにグリル(揚げ焼き?)された丸鶏をぶつ切りにした肉で、にんにくチーズソースが絡められている感じであった。

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見た目もけっこう違う。(タイトル上画像が松屋シュクメルリ)

ちなみにシュクメルリ、シュクメルリと騒いで友達のお母さまが家庭で作ってくれのも、煮ているというより、にんにくソースを絡めたローストチキンという感じであった。

ちなみに松屋に対して「やれやれ、分かっていないな。私は本場のシュクメルリを知っているんだぞ?」と言いたいわけではない。

「ジョージア大使館の職員も松屋のシュクメルリを絶賛」という記事も見つけお墨付きをもらっているのも分かったし、松屋のシュクメルリはまったく何も悪くない。

むしろ日本語でシュクメルリのレシピを調べるとどれもこれも松屋のに近い。

私は2回食べただけで知った気になっていたが、シュクメルリは奥深いのだ。

ジョージア人の友達に報告

日本の有名なごはん屋さんでシュクメルリが!と友達に写真とともに報告。

ジョージア人「へえ!おもしろい!何でポテトが入っているの?」

※松屋のシュクメルリにはサツマイモが入っていた

みなぞう「何でだろうね。てかシュクメルリってこんな感じだっけ?」

ジョージア人「(回答なし) 日本人はポテト好きなの?」

みなぞう「特別好きというわけじゃないけど、、肉だけより健康的な感じがするから何か野菜を入れようとなったのかな?」

ジョージア人「他にも野菜はあるのにね。ポテト美味しかった?」

ということで、サツマイモ。

とにかくサツマイモが気になる様子であった。

サツマイモについて私なりに考察してみると、何か箸休め的なものを入れたかったのではないだろうか。そして、チーズに染まらない甘さをもったサツマイモが選ばれたのでは。

恐らくジョージアでは色んな料理が並び、1人でシュクメルリだけをひたすら食べるシーンは少なそうなので、シュクメルリ自体に箸休めを入れる必要はない。

松屋では定食として1人で食べる。にんにくと乳脂肪分の濃厚な味が続くなか、サツマイモがたまに口をリセットしてくれる・・そんな気がした。

参考資料・不思議な本を参照してみる

ジョージアを友達を旅行していた時、1冊の本に出会った。

なんと日本語で書かれた「グルジア料理」というレシピ本。

著者、ベラゼ・メラビさん。翻訳、メスヒシュヴィリ・ジャバさん。

たまに不自然な言い回しもあるが、日本語のレベルがとても高くて驚く。

ジョージア料理のレシピを中心に、「役立つ助言」というコーナー、そして壺や、何らかのトロフィーの写真集もついている!

そう、不思議なのである。

この不思議な本は世界に何冊あるのだろう。私が今買わなければ未来永劫このジョージアの小さなお店で購入されることはないかもしれない。

ということで当時購入した、その不思議な本を使うときが来た!ということで、この度参照してみた。

レシピ本に載っていたシュクメルリ。

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こちらはにんにくの形が見えるくらいで、ソースですらないかもしれない。

これはこれで美味しそう。

とにかく、シュクメルリは奥深いのである。



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