1年経って思うこと

現在大学1年生の春休みである。大変暇である。というわけで、今日のお題は大学受験から1年が経ったということで真面目なお話。


今日語るのは残念ながら不合格体験記である。学歴コンプだと思われるかもしれない。自慢話になるかもしれない。もう1年も経ったことだしこれからも語ることはないだろうからここでビシッとまとめて終わりにしたい。今回は自分語りだが、次回はいろいろと分析して誰かの役に立てばなぁと思う。


私は地方からはるばる関東にやってきた。そして東京の大学に通っている。中学3年生の頃からずっと行きたい大学があって根拠はないが漠然と行けるだろうなぁと思っていた。お察しの通りその大学には今通っていない。2019年3月その学校から突き付けられたのは「不合格」の文字 ____


小さい頃からわりと要領がいいタイプで中学受験を経てぬるっと第一志望の中学校に合格した。でも私の地元には、レベチで私の出身校より何倍も頭がいい(と私は思っている)学校があり、同じ塾でそこを目指して落ちて私たちの学校に来ている人もたくさんいたため、まぁついていけるレベルには勉強しよう、そう中学校に入りたての私は思っていた。そんな時、初めての定期試験でとった順位はなんと1位。驚いた。そんな数字見たことがなかった。しかし、姉も同じく首席だったため、特に親からは歓迎されず当たり前っしょみたいな扱いを受けた。


まぁそんなこんなで要領の良さを生かしてわりと首位をキープしてきた。そして中学3年頃から、そろそろ大学について考え始めた。中高一貫だったため、高校受験を経験していないイージー野郎である。小学生の頃は地元の大学でーとか中1の頃はセブンイレブンが近くにあったから○○大学がいい!!とか言ってた私はやっと本当に行きたい大学を見つけた。日本の最高峰の大学はちょっと、、と思っていたため、模試の点数や偏差値、大学のブランド名的にもすごくその大学に惹かれた。


そしてその頃ちょうど瑞稀くんにハマった頃だったため、東京という立地がなんとも魅力的だった。関東ローカルでバラエティがあったり、コンサートがあったりするたびに東京に行きたい思いがどんどん強くなっていった。(あれ大学は、、?)


そんなわけで大学合格を目指し猛勉強!、、の日々が始まるわけもなく、要領良く定期試験をこなす日々が続いた。そして高校生になった瞬間もともとしていなかった勉強をさらにしなくなった。定期試験の前に詰め込む勉強しかしていなかったので、模試の点や判定は良くはなかったが絶望的でもなかったため、まぁあと2年あるし大丈夫ー!という感じでとても楽観的に捉えていた。しかし、その大学に行きたいという気持ちだけは変わらず、大学にまでも同担拒否を発揮していたため、自分より模試の成績がいい人が同じ大学を志望していたらもっと上の大学にすればというふうに煽っていたし、同期では私1人だけここに受かってやるぞー!などたいして勉強もしていないのに思っていた。


そしてぬるっと高校3年になった。さすがに高3にもなったら勉強するだろうと思っていたが勉強する習慣がないため、案の定学校で強制的に行われる自習が終われば家では1分も勉強しないという受験生生活が続いた。心では勉強しなきゃなぁとおもっていても、模試の判定が良いため、まぁ受かるだろうという過信をし、Twitterを消してもリアルタイム検索で調べてるし、テレビは相変わらず見るし、インスタは続行だしと、世の受験生の10分の1ぐらいしか勉強をしてこなかった。今考えたらそりゃ落ちるな。そのまま夏休みもぐだぐだと過ごして秋になった。同じクラスの男子が同じ大学を目指すと言っていてやだなぁと思っていたらレベルを上げてくれたのでそのときも1人で第一志望を目指していた。


秋になると、オープン模試というのがありそれぞれの大学ごとの模試?のようなものが各予備校で行われる。ここで私を調子に乗らせる。2大学で名前が掲載されてしまったのである。どちらもたまたま数学がとてもできただけ、第一志望にいたってはさほど判定も良くなかったのに、ここで一気に調子にのってしまった。あのときめちゃくちゃに判定が悪ければ、もっと勉強していたかもなぁ、、、いや、きっと私の性格上どこかの大学には受かると思っているのでしないだろうが。


それから冬休みが終わりドキドキのセンター試験。正直、失敗した。もしかしたら第一志望を受けられないかもしれないと焦ったが、二次試験の比重が8割ほどあったため、とりあえず突っ込んでみようということで出願。同じクラスの男子もセンターを踏まえて同じ大学に出願することになったが、その頃には2人で合格しようなぐらいのメンタルには成長していた。しかしやはり絶対受かるっしょ精神が邪魔をしてとうとう勉強しないまま本番を迎え、数学は撃沈。得意な日本史も撃沈。


合格発表の日まで、みんなできてないだろうからなんだかんだ受かってそーという感じで、あるかもしれない後期に備えて案の定勉強はしない。そのとき既に今通っている大学からは合格が出ていたため、東京行きは決定していた。



そして合格発表。ネットに自分の番号がない。何度探してもない。隣に座っていたイケメンのお兄さんの番号もない。(勝手に見るな。お兄さんごめん)あぁ、落ちたんだ、、。自然と涙が出ていた。勉強していないのだから落ちるのは当然と思っていた気持ちもあったがやはりその大学に行きたい気持ちは本物だったのだなぁとも思った。


学校に報告をしに行った。無神経な同級生が私受かったよと報告しに来た。元から嫌いだったがさらに嫌いになった。先生方はもちろん同じタイミングでネットを見て結果を知っている。顔を見た瞬間涙が止まらなかった。職員室で思いっきり泣いた。職員室には既に各大学の合格者の名前がはりだされていたため余計に悔しさが増した。苦手だった副担任にもう私立に行きますと伝えたら、後期まで頑張ってみなさいと励まされた。もう勉強したくないようと思っていたので、親にも私立に行くんダァと言っていたが、どこか不完全燃焼な気持ちもあったので、後期を受けることを伝えると、家族みんな納得してくれた。むしろそうすると思っていたらしい。


卒業式も終わったことだし、運よく受かればいいなぐらいの気持ちで後期試験に向けて勉強する数日が始まった。後期試験もできたかなぁと思ったが、やはり結果は不合格。受験は甘くないことを再び思い知らされた。


たくさんの不合格を受け取って私の大学受験は終了した。仮面浪人をする選択肢もありかなぁと思っていたが、もともと勉強嫌いの自分が、絶対に頑張らなきゃいけなかった1年を頑張れなかったのだからまたさらに1年なんて頑張れるはずがないと思ったので、大人しくズボラな大学生ライフに甘んじている。


もし、第一志望に合格していたら、ダンスサークル入って塾講のバイトとかしてるかなぁ、駅の近くの寮に住んで都民ライフ送ってるかなぁと思ったりもするが、なんだかんだで今の大学に入らなければ、アカペラサークルに入ることもないし、コールセンターのバイトなんて絶対にしないだろうし、そもそも東京に住んでいないし、と思い描いていた大学生活とは全く違う生活をしているが、今の家の方が自分の理想にあってるし、バイトの時給もいいし、大学も某ジャニーズと同じだし(入学おめでとう)、大学で学ぶことも第一志望のとこにいくよりも興味があることを学べるしといいことがたくさんある。


結局その大学に行きたかったのはプライドとブランド名でしかなかったんだろうなぁと今になって思う。そして私の大学受験のモチベは結局ヲタクでしかなかったんだろうなと思う。だから私はこの選択を間違いではないと思っている。


私に合格をくださったご縁に感謝して卒業まで頑張っていきたい。そして今までなんの努力もせずぬるっとここまできたからせめて大学では今以上になにかに打ち込もうと思う。


サークルとヲタ活とバイトに没頭できている日々に感謝。コンサートに行きたいので早くコロナさんしずまってください。







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