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里帰りのこと(悠之介編)

  • ボディの里帰り
    悠之介のボディは『全身塗装』を施されているため、全てのパーツにエアブラシメイクが入っています。
    ハンドパーツはやはり関節の凹凸が多いのでメイクの禿げが早かったのと、私の管理が悪かったせいでボディに色移りさせてしまいました。
    メイク無しのボディにすればいいだけのことなのですが、メイクされたボディが『悠之介』な気がして変える気になれなくてそのまま使っていました。
    色移りだけを落とそうとしても塗装まで落ちてしまう為どうにもならず、ドール企画室へ問い合わせをしました。
    1週間ほどでお返事が来て、里帰りについては可能であることを確認しました。
    ※メールの内容についてはオーナーによって違うと思いますのでここでは公式サイトに記載されている程度の内容のみといたします。
    里の工房に直接届けるか、もしくは最寄りすみかに持ち込むかどちらかでした。
    最寄り、というには少し遠いですが店長とも当時のすみかスタッフと面識もあったため、横浜のすみかでお願いすることにしました。
    手続きは本社からのメールと共に里帰りの手順とほぼ同じです。
    その時出したのはボディのみでしたが、しばらく経ってから連絡があり、ヘッドとの色味を合わせるためヘッドの発送がありました。

    待機期間は悠之介のヘッドが旅立ってからは1か月くらいで、トータルではワンオフ里帰りの日数+αくらいでしたが、ボディのメイクもCieraさんがしてくださっているとのことでお忙しい中スケジュールを作ってくださったのだなぁと、ドルパに間に合うように戻ってきてくれて嬉しかったです。

  • ヘッドの里帰りのこと
    あちこち連れて歩いていると必ずと言っていいほどに出てくる問題がメイクの傷と黄変。
    黄変はさほど気にしませんでしたがやはり細かな傷が気になってはいました。
    でもヘッドはどうしようか悩みました。大好きな悠之介を里帰りに出すこと自体、私が居ない間の時間が長すぎて耐えられない! と思っていたし、考えるだけで泣き出していた程に側に居ないとダメだというくらいになっていた反面、経年や黄変やメイク傷をつけてしまったことを申し訳ないなぁと思うところもあったり、このまま撮影を楽しめるならという部分もあって葛藤はありました。でもやっぱ連れ歩いている分だけどうしても気になってしまうこともあったので、里帰りはいつかしないと……と思っていました。
    里帰りを決めた1年前からドルパでCieraさんにご挨拶する時に、悠之介を里帰りに出そうと思う、という話はしていました。
    でもいざとなると居なくなる寂しさはボディの再メイクでも色合わせのためにヘッドを送って1か月半ほどいなかったときに、居ない! 寂しい! となってしまったしその間もすごく寂しかったし、悠之介来年有償交換だそう……って話をしているだけで泣き出すし、そんなこんなで踏ん切りがつかずに1年ほど経ってしまいまして……ボディの里帰りの時に3ヶ月弱の待機期間があったので恐らく有償交換も含めたら半年くらいだろうなぁと、夏の間なら暑くて外に連れ出すこともあまりないし、5月に出せば自分の誕生日までには戻ってくるかな? と日数計算をしました。
    オークションモデルは前述の通り、里帰りに出す前に事前にドール企画室へ連絡をすることになっています。
    ボディメンテナンスの時も送っていたのでメールでご連絡。
    お返事が来て確認するとやはり想定通りに待ち時間は約半年くらい、ボディ里帰りの際にお世話になった横浜店へ連れて行きました。
    他のすみかや窓や里から申し込みか、工房に直接送る、でもいいのですが少なからず自分のオクモデル里帰りでオペレーションされている横浜の店長さんのほうが安心して預けられるのと、ドルパの次の日だったので撮影会をしたあと横浜へ。
    里帰りの手続きが終わって、じゃあお預かりしますねってなったときは、やっぱりすごく寂しくて、泣かない! って我慢していたけれど、やはり涙が落ちてしまいました。
    里帰りのお問い合わせをしたときのメールにも想定していた期間であり、これにまず私が耐えられるのか。里帰りに出して3分もしないうちに「ダメだあああああ」ってなることが出来る自信がある、と自負するくらいには大好きで大切な子です。
    手続きもオクモの里帰り専用の手続きで済ませてあとは待つのみ。
    寂しいけれど、うちにはほかにもいっぱいドールがいるし、愛里霞をはじめ、他にもたくさんいる子たちがずっと傍にいてくれたおかげで1週間、1か月、折り返しの3か月、5ヶ月と過ごすことが出来ました。

  • 里帰りから戻ってきた日
    月日が過ぎて、2018年のめちゃくちゃ暑い日々を過ごし、漸く折り返しが過ぎてあとは帰ってくるまであと20日くらいかなぁと思っていた10/9に横浜店の着信履歴が携帯にありました。これはもしかしたら里帰り終わったとかなんだろうか! と、思って折り返して。
    店長が不在だったので再リターンしてもらうことに。思ったよりも早く帰ってくるんだぁ…と思ったらすごくうれしかったです。
    そして自宅について、店長からの連絡があってやはり里帰り完了の件でのご連絡で。週末は仕事で不在だったので自宅に送ってもらうことに。
    発送が里の工房経由と聞いていたのでそうすると里は平日開館は週末と週明けだなぁと思って、たぶんウチにくるのは土日のどちらかなんだろうなぁと思っていたら後日工房から発送のご連絡をいただきましたので自宅に送っていただくことにしました。仕事もあってすぐに迎えに行けなかったので。
    里帰りの日数は160日でした。ここのところフルチョもまだかなーって待っている人が多かったのでそんなに早く来ないだろうくらいの感覚でいたのでびっくりでした。
    ここで突然不安になるのは、「悠之介のメイクすごい変わっていたらどうしよう」でした。
    元のメイクのイメージが強くて、これで雰囲気変わったら悠之介であるかどうなのか……、アーティストさんの技術を疑う訳ではなくて、むしろ大ファンだし、考えること自体が余計な心配ではあるし、Cieraさんにもお会いした時に元のメイクそのままでお願いしたいと言っていたのできっと大丈夫だろうとは思っていたのだけど、お顔を見るまでは何となく不安でした。
    工房から連絡がきた週末、仕事終わりに受け取りました。
    やっと帰ってきてくれて、本当に嬉しかったです。

    箱を開けるとやっぱ緩衝材簀巻き(笑)
    プチプチと緩衝材簀巻きを外して見た悠之介は前のメイクとほぼ同じで、でもどこか優しくて、とってもイケメンでした。最初は元のメイクとどこが違うかな、と写真と本人を見比べていましたが、ちょっとチークが濃くなって、唇の艶が増えたかな? くらいであとは何も変わっていなくて、悠之介帰ってきてくれたんだと思えました。
    何年も経っているのに元のメイクのままに再メイクをしてくださり、尚更Cieraさんの技術にただただ感動するばかりでした。新しいメイクの悠之介も大好きでやはり今まで通りに一緒にお出かけしたいと思います。
    ヘッドの里帰りをしたのは2018年ですので、もう4年経ちました。
    相変わらず撮影しやすくて、イメージ通りに撮影出来るのでとても楽しいです。またもう一度里帰りのことを考えるとまた160日くらい待たなきゃいけないのでしょうけど、それは追々何か発生したら考えようと思います。