五年越しの情欲【官能小説】
涼子はとにかく疲れきっていた。今日も部下の岩崎が顧客を怒らせ、そのフォローのために帰宅が遅くなってしまった。月曜から頑張り続け、週の真ん中を過ぎた木曜の今日は食事を作る気力も残っていない。
フラフラと立ち寄ったコンビニで栄養ドリンクを手に取りながらふと近くの雑誌コーナーに目を遣ると、肌も露わな女性の肢体が目に入った。ほんのりと肉付きよく、柔らかそうな豊満な胸だ。
途端にいやらしい妄想が頭の中を駆け巡り、下腹の奥の方がじゅんっと疼くのを感じて、涼子は慌てて会計を済ませ家路を