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僕の小規模な退職

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2024年2月26日。人生のターニングポイント。20代半ばから勤めた会社を辞めるきっかけの出来事が起きる。数日悩んだ末に退職を決意。約19年勤めた会社。中年おじさん。中間管理職か…
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#自分

僕の小規模な退職 その57

頭の中に居座っているモノがいる。 自分を否定してくる存在。 その存在のせいで無難な行動を取ろうとしてしまう。 この程度なら許されるだろうか。 このくらいなら許されるだろうか。 そのモノを基準に行動を制限してしまう。 自分を抑圧してしまう。 そういう傾向にある。 それとは別に自分を肯定する自分もいる。 自分自身は自分を肯定する。 否定はしない。 頭の中にいる否定してくる存在がうっとおしい。 うるさい。 消えてくれ。 自分の人生くらい好きにさせてくれ。 いつまでも否定するな。

僕の小規模な退職 その26

あれから2週間。 会社に行く必要がなくなってから2週間経った。 先週同様に経過観測するとしよう。 何か自分の中で変化があっただろうか。 何も変わらない気がするが、何か変わった気がする。 伸びた髭はちょっと揃えた。 口角の近くに生える髭が食事の邪魔だったからだ。 長さは先週と然程変わりない。 これ以上伸びないのか? 頭髪と髭の境目がわからないくらいにモジャモジャになってみたいものだが、その夢は叶わないだろう。 なにせモミアゲが生えないのだから。 先週は心境の変化が無いと書い

僕の小規模な退職 その20

日がな一日、家の中にいても良くないな。 と思い、なるべく外に出るようにしている。 とはいえ行きたい店も特になく近所を散歩するだけだ。 散歩というと聞こえは良いが、中年男が昼間からプラプラ歩いているとなると散歩というより徘徊と思われていることだろう。 でも歩くのは好きだ。 最近はめっきり春らしくもなってきた。 天気が良い平日に近所を散歩するだけでも特別な気持ちになる。 会社に勤めていると味わえないことだ。 休日と平日では街の顔も違って見える。 それもそうか。 普通の大人た

僕の小規模な退職 その19

あれから1週間。 会社に行く必要がなくなってから1週間経った。 何か自分の中で変化があったかというと何も無い。 しいていえば剃る必要が無くなった髭が伸びただけだ。 それもそうだ。 たった1週間だ。 まだまだ心境の変化などあるわけが無い。 あいにく暇と感じる時間も無く、ただただ時間があっという間に過ぎ去ってゆく。 もっと時間が欲しいのだ。 1日があっという間だ。 最終出社日を迎える前は、あれをやろう。これをやりたい。と思っていたのだが、いざその時を迎えると全然時間が無い。

僕の小規模な退職 その3

朝の連続テレビ小説が最終回を迎えた。 「ブギウギ」。 毎日楽しく見させていただいた。 でも今回は「ブギウギ」のことではない。 BSで再放送していた「まんぷく」である。 昔からスピリチュアル的なものは好きなのであるが、今回「まんぷく」の最終回を迎えて何か因果のようなものを感じた。 「まんぷく」が本放送されていたのは2018年10月〜2019年3月。 奇しくもその2019年は自分の中に退職の波が訪れていた時期だ。 転勤で現在の土地に訪れ、知り合いもいない仕事もうまくいかない