４コマ その２２０
豚「あれは今日みたいな蒸し暑い夜のことです…」
豚「私が竹林を散歩していると一匹のブタが前を歩いてました…」
豚「３代目ブタだなと思って声をかけましたが返事がありません…」
豚「私は走って追いつこうとしたんですが…」
豚「どんなに走っても追いつけないんです…ずっと同じ距離のままなんです…」
豚「『おーい』声をかけるとピタッと止まる。私は走る。それでも追いつけない…」
豚「私はあせって『そっちに行ってもタケノコは無いからこっちに来いよ』と言ったんです」
豚「するとブタはピタッと止まり、ゆっくりとこちらを振り向きました…」
豚「その後の記憶はありません。気を失っていたようで、４代目豚に介抱されて目が覚めました」
豚「私は何を見て気を失ったんでしょうか…」
豚「…」
豚「今日のような蒸し暑い夜、あなたのところにもブタが出るかもしれません…」
豚「それではごきげんよう…」
豚「…」
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