BTSを知って半年たったらずぶずぶになっていた話。


そろそろこのへんで書き留めておこうと思う。わたしと防弾少年団の話。

もともとミーハーな気質ではあるけど、今まで韓国アイドルや韓国ドラマは全く通ってこなかったタイプの人間でした。エンタメ業界で働いているのでそれなりに観ることも聴くことも多いけれど、私には一生縁のない世界だな〜〜と呑気に思ってた。

2018年。防弾少年団の「FAKE LOVE」がすごい、という話を某音楽ライターさんから聞く。ほお、すごいなあ。韓国発で全米でもこんなに人気が出るなんて。大してJ−POPは・・・みたいな話をよくしてた。MVも見たけど、その時はすごく激しいダンスだなあ、とかやっぱりお化粧してるんだなあ、くらいにしかおもってなくて、曲を数曲ダウンロードして通り過ぎた。

2019年12月。仕事の関係で、録画したFNS歌謡祭を深夜にチェックする。あ、BTS出てるんだ。とぼんやり見てたら曲の冒頭アップで抜かれた黒髪パーマの男の子の顔が綺麗すぎて度肝を抜かれる。

てて

えっ?


い、今のだれ・・・?思わず巻き戻す。やっぱり顔が良い。Twitterで呟く。「FNS歌謡祭に出てるBTS、一番最初に映る男の子誰?やばい」
そっこーでリプライ、いいねがたくさんつく。心優しいファンの方が教えてくれる。「キム・テヒョン、芸名はVです!」とたくさんの画像を送ってくれた。ふ、ふーん・・・。

イケメンじゃん・・・。(ちょろい)

ググってみるとため息の出るような美しい顔の写真が次々と、出てくる。韓国アイドル界隈には「マスター」という文化があり、コンサートやサイン会などでファンがプロ並みのカメラで撮った写真が出回っているらしい。非公式だけど黙認、みたいなものなのかな?とにかくたくさん出てくる。へえ、テテって呼ばれてるんだ、かわいいなあ。ヘアスタイルすごい変わるじゃん。青髪がこんなに似合う人いるの?すごい。もう少し調べてみよ。

と、いろんなものを見たり聞いたりするうちに素敵な人だなあ〜とますます好きになってしまいまして。待て待て、これ以上手を広げてどうする?もういっぱいいっぱいやぞ!だいじょうぶ、まだ課金はしてないから・・・。と自分の中でせめぎ合いが始まるのと共に2020年が明けました。

まだテヒョンくんにしか興味がなかったので、コンサート映像やダンス動画を見ても他のメンバーの名前とか全くわかんない状況がしばらく続いていて、沼に落ちるまではないかな〜と思ってました。

でもすごいですね。韓国アイドル文化。なんと無料で毎週配信されるバラエティ番組があると。ひととおり漁った私はついにそこに手を出してしまうんですね。そうなると、見えてくるじゃないですか。それぞれのメンバーの性格だったり関係性が。オタク、そういうの一番弱いんですよね。

気づいたら手が伸びてました。

・ボンボヤージュ(BTS7人の旅行記をカメラに収めたもの)1〜4
・2019年日本野外コンサートDVD

そうです、課金です。ちょうどステイホーム期間で時間があったんです・・・。悪気はなかったんです・・・。

知れば知るほど好きになるよね。そりゃこんなに人気のあるグループだもん。みんな魅力的だよ。

テヒョンくんの次はジョングクくんのことが好きになった。負けず嫌いなところもなんでもできちゃうところも歌がうまいところもダンスがうまいところも映像も作れちゃうところも、それなのにいつも「もっと努力して良い姿をお見せしたい」って話すところも。何に追い詰められているんだろう、って心配になってしまうくらい。ちょっとやんちゃなところも好き。遊びたい年頃なのにいろんなことを我慢してきたんだなあ、って思う。なのにカバーする音楽とか切ない歌詞のものが多くて、感受性が強い人でもあるんだなと思う。

彼が作った映像「G.C.F」(ゴールデン・クローゼット・フィルム)の一番新しいヘルシンキ編を見たとき、思わず泣いてしまった。最後のカットが雲の上(飛行機の中から)に陽が登る瞬間を静かにずっと撮り続けているんだけど、彼の目線で、その瞳にうつる美しいものをファンに共有しようとしてくれているんだなあとあたたかい気持ちになった。音楽のチョイスも絶妙。このひとはこの先もっともっといろんなことを経験して、もっともっと大きくなっていくんだろうなあと思った。


その次は最年長のジンくんのことも好きだなあ、と思うようになった。最年長らしいのだけど、そのたたずまいからこの人はとても育ちが良いんだろうなあ、と思わせる。ザ・韓国顔のイケメン!という感じなのに、とてもオープンで年上ぶらない。でも大事なところで一歩引いて見ていたり、メンバーをサポートしていたりする。私は「さりげない気遣いをする人」にとても弱いのだけど、ジンくんはまさにその人だと思う。相手に悟らせない。努力している姿や、感極まって泣いてしまうような姿を見せたがらないのも、そういうことだと思う。「カメラの前、表では僕の明るい部分だけをお見せしたい」とよく言っていて、この人は一体どれだけの覚悟をしてどれだけのものを背負っているんだろう、と胸がいっぱいになる。そんな人。


このままだと止まらなくなりそうなので、結局何が言いたいのかというと、


ミン・ユンギさんが沼すぎてむりということです。


おかしい・・・。覚えるの一番遅かったし顔も全然タイプじゃなかったのに・・・。ギャップのある人、才能のある人が好きなのかもしれない。今はSeesaw聞くだけでユンギさんの元カノ気分になります。なんてこった。


以上、半年たってみたら意外とぼちぼち深いところまできている気がするわたしより。1年たったらどうなっているのやら。兵役もあるし。(遠い目)


次回は、ゆんぎさんについて語りますね。(多分)

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