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嫌な思いをしたくない自分と、ツラさのわかる人々を好む自分

 私は時々星占い師をしています。
 人が星占いを見る動機に、良く在りたい、上手くいく、みたいな希望を求める気持ちがあると思います。

 だけど、人間って混沌としていて「嫌な思いをせずに、明るく穏やかに上手くいく」を希む一方、ツラい時期のどうしようもなさを知っている人を好きだと感じています。

 同じ経験ではないし、同じ時期に同じ状況でなくたっていい。
どうしようもない貧乏や、挫折、仲間外れにされキツい状況、調子乗ってたら落っこちてしまった、腐りそうな状況など。
 そういう気持ちが分かる、傷付いたヒリヒリする痛みを知っていて分かってくれる人を、どこか好きなんじゃないですかね。

 勿論ずっと苦しい状況ってのは嫌で、少しでも良く在りたいし、
「あっ、自分(達)は大丈夫なんだ。」
とホッとするようなあったかい感覚も知っている。

 矛盾してるんですけどね。経歴に全く傷を感じさせない人より、依存ではなく、「分かるわ」みたいなのを、正直なこころで求めているように感じています。

 もしかしたら、
「お互いによくやっているよね。」
と認め合うのが好きなのかな。

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