2023.7.21日記(かぼちゃ野郎)

恩を仇で返す人のことをかぼちゃ野郎という、という話を聞いた。

何故かぼちゃ野郎かというと、こういうエピソードがあるという。

あるところに衝立とかぼちゃの種があった。かぼちゃは種から芽を出して、衝立にツタを絡ませながらすくすくと成長した。衝立は自分を頼ってくれるかぼちゃを可愛く思った。ある日かぼちゃの花が咲いた。衝立は自分にしがみついて咲くその花を美しく思った。花が萎んで、今度は小さなかぼちゃの実がなった。小さな実はごつごつしていて不細工だったが、衝立は自分を頼ってくれるその実を見てけなげに思った。ところが、だんだん実は大きくなり始めた。

「おいおい、ちょっと重いな。肩が凝るからそれ以上大きくなるのはやめてくれ」

衝立はかぼちゃにそう言ったが、かぼちゃの実はどんどん大きくなっていく。

「もう無理だ。これ以上大きくなられたら、俺は君を支えられない」

衝立が必死に訴えるも聞かず、かぼちゃは成長を続け、ついに衝立はボッキリ、折れてしまった…。

そんなんだから、恩を仇で返す奴は、かぼちゃ野郎と言われるそうだ。

身の回りにかぼちゃ野郎がいたら距離を置くように。そして自分も無意識のうちにかぼちゃ野郎にならないように気をつけないといけない。

去年のハロウィンに作ったカボチャおばけ