ロンドン生活191日目

イギリスの大学に学部から来た人と英語の話をした。その人は今大学2年生だが、ファウンデーションコースにも通ったので現在2年半くらいイギリスで生活している。彼女いわく、やっと最近何となく思ったことが伝えられるようになったそう。というか、間違っててもいいから伝えようとする度胸がついてきたという。とてもリアルだと感じた。正直私は自分が留学するなんて考えるもっと前、留学している人をみて、「1年もいれば喋れるようになるんだろうな〜」というイメージを持っていた。しかし実際そんなに甘いもんじゃない。だって考えてもみたまえ。留学したからと言って絶対に英語を使うとは限らない。ぶっちゃけ生活なんて「Yes」「No」「Thank you」「Sorry」「This one please」くらいでいけちゃったりする(もうちょっといるかもしれないがそれでも旅行英語だけ喋れたら全然何とかなる)。

「1年目はわりと地獄だった。周りが何を言っているかわからないし、自分がこんなにも話せないことに毎日落ち込み、授業中は自分が指名されないように気配を消して過ごした。」

わかりみが深い。わかりみ is deep

てかやっぱ思ったんだけど、目的の問題なのだろうな。最近バイトして気づいたのだけど、日本料理屋のバイトで求められる英語力くらいであれば、1年あれば身に付く。けれどもやはり英語で授業を受け、テーマに沿ったディスカッションをし、論文を書くというレベルが、相当大変なのだ。これはやはり、少なくとも2年くらいは最低でもかかるのではあるまいか、というのが半年経った今の心境である。こりゃあ困ったねえ。

まあとはいえ、1年という決まった期間のうちに、どれだけベストを尽くせるが、今の私の置かれた状況ですな。

(石川県能登町宮地の旧小学校の貼られていたあたおかポスター。「ねえ!ざせつ禁止だよ!がんばった君にピース!」げらげらげら)