2024.1.25日記

大相撲初場所を毎日録画してちょろちょろ見てる。実家で祖母や母が相撲好きでよく見てたが、その時は何が面白いのかよく分からずふーんと言って無関心だったが、見てみると面白いものである。それぞれの力士のキャラがいい。愛嬌のある人もいるしふてぶてしい人もいる、自分より年上の人もいるしまだ二十歳そこそこの人もいる。日本出身の人もいるし海外出身の人もいる。なぜ裸で布だけ腰と股に巻きつけてるのか、変ではないか、などと怪訝に思っていたが、もうそこは伝統の美しさってことで納得している。実際、太ってるのに美しいというのはすごいことである。自分の腹は今中年のそれで、だるんと出ていて非常に醜い様相を呈してきているのに。相撲取りは腹も胸も太って垂れているのに、その内側に屈強な筋肉が隠れていると思うと贅肉も美しく見える。「星空が美しいのはあのどれか一つに僕の愛する薔薇を隠しているからだ」的なことを星の王子様は言っていたが、それと同じだろう。美しいものは隠されているのだ。

それはそうと横綱の膝ばかり見てしまう。照ノ富士の膝はテーピングでぐるぐる巻きだが、ロボットの関節みたいに鉄のボルトでも刺さってるような形になっていてとても痛そうだ。100数十キロの体重が膝関節にかかると思うと恐ろしい。実況席の言ってることも結構めちゃくちゃで、アナウンサーが、「怪我は大丈夫ですかね?」と聞くとなんちゃら親方とかが「まぁそこは気合いの持ち方でしょうね」とかって答えたりしてる。根性論すぎて笑う。笑っていいのかわからんが。