ロンドン生活110日目

中指の付け根が痛む。昨日合気道の稽古中に怪我をした。肉離れみたいになっていて、指を動かすだけで痛い。

昨日はゼミ形式の授業があり、うまく会話には入れず、自分だけが取り残されたようになり落ち込んだ。体を動かして気分を晴らそうとしていただけに、さらに落ち込む結果となった。

総じて、こっちでの生活は面白い。全てが新しい経験に思えるし学ぶことも多い。それに自分は一人っ子のように育ち一人遊びは得意だし、一人暮らし歴も長いので、多少の寂しさはあれど割とのんびりマイペースでやっている。

ただ、日本にいるときに比べ、ベースが常に少し落ち込んでいる。朝起きるのが辛かったり、外に出れなかったり、人と話すのがしんどかったりする。時々嬉しいこと(初対面の人と話したり美術館や劇場に行ったり合気道を始めたり)があって気分が上がるが、そっちの方が単発的で時間としては短いように思う。日本にいる時とは逆だ。

何事も過ぎ去ってしまえば辛かったことも含めいい経験だった、とポジティブな調子にまとめてしまいがちなので、途中経過として書いている。今日はなかなかに底の方にいる。そんな日もあったなと、後から思い出せればいいと思う。指を動かすのさえ痛いように、ただ生活をするだけでもしんどいと思う日もあったことを。