2024.2.20日記

PARAの「演技の教室」でリチャード二世の牢獄のモノローグをやりました。始まるまでめちゃくちゃ緊張してたけど喋り出したら緊張解けていい感じの滑り出しに。ただ、やってみると思ってたプランと全然違うことになって自分でやりながら驚いていた。あぐらかいて座って、ボソボソと話し出すというところ、「この小世界は思考という住人でいっぱいになる」という台詞で観客の顔を見るというところまでは想定通りだったのですが、その後立ちあがろうと思ったり少し身振りを増やして表現しようと思っていたところはまるで、できなかった。というか、その場の雰囲気と自分の兼ね合いで、「あ、これは無理してやると失敗するな」と思ったので、キッパリ諦め、その場の即興性に身を委ねようと思った。どう見えたかはわからないけど、自分の中での集中力は途切れなかったのが良かった。

その後は色々と試した。独り言バージョンとか、謝罪会見バージョンとか、路上パフォーマーが熱烈なファンに向けて喋ってるバージョンとか色々…!楽しかったーー。無邪気な感想で馬鹿みたいだが、演技楽しい。路上パフォーマーバージョンはちょっと調子に乗りすぎたかも。「自分は傷ついてないぞ」というのを表現しようとした回で「今のが一番傷ついてるように見えた」という感想が出たり、「野心家のサラリーマン感があった」と言われたり、みなさんのコメントが面白く、なるほどなぁとなった。一番嬉しかったのは「まばたきに波がある」っていう感想。全く意識してなかったが、以前友達の映画に出た時に自分で映像を見返して「自分めっちゃまばたきするやん」と思ったのを思い出し、あーこれ自分のクセなんやと自覚した。これは弱点でもあるが認識することによって武器にもできるのではないか。うぅ。。演技面白い…。