ロンドン生活28日目

今日は2度目のweekend tripでデザインミュージアムへ。前回参加の時は誰にも会えず一人で回ったけど、今回は事前に友達と約束していったのでソロプレイは免れた。

デザインミュージアムは1989年に開設し、2016年に面積を3倍に拡張して西ロンドンの今の場所に移転してきたそう。現在は常設展に加え、スタンリー・キューブリックの特別展が開催されていた。いってみるとキューブリック展はなんとチケットがソールドアウトしていた(展覧会でそんなことある?)。常設展は「スプーンから街まで」というコンセプトで食器、テレビ、パソコン、照明器具、道路標識、地下鉄の車両まで、実物や設計図が並んでいた。ただ、かなり小規模であり、面積3倍のおしゃれ空間を持て余している感は否めなかった。きていた学生たちの中にはキューブリック目当てだった人も多く、僕の友人たちにも「it wasn't worthy, right?」と言われる始末だった(笑)。

その後テンションだだ下がりの友人たちに、「ほんならここ近いので行きたい」と言って、Hyde Park 内にあるサーペンタイン・ギャラリーに向かった。日本人の建築家 石上純也のパビリオンが展示されているというのを聞いて気になっていた。

不均等な大きさの石畳によって作られた大きな天井を持つ空間。石でできているけれどその重さを感じさせず、大きな黒い鳥の羽ばたきのようだった。曲線が綺麗だった。

どうやら毎年、英国内にまだ作品がない建築家がここでパビリオンを作っているらしい。2000年以来、ザハ・ハディド、フランク・ゲーリー、伊東豊雄、SANAAなど有名建築家が参加しているみたい。日本人もたくさん含まれていて驚いた。

中国人の二人の友人は全く興味なさげだったので、そそくさと切り上げて公園の散歩に移った。ハイドパークはめっちゃ広くて、中央に大きな池があり、ハトやアヒルがたくさんいる。家族連れや犬と遊びにきた人、サイクリングの人々、ジョギングする人、のどかな光景だった。今日は快晴で気温も22度とかだったので、絶好のピクニック日和であった。

古くて大きな木の上にリスがいた。リスはかわいかった。