ロンドン生活50日目

嬉しかったことの列挙。

今日はコースのenrolmentで学校に行った。学生証がリニューアルされ、修士課程の文字が印字された。久しぶりにYao君や他のクラスメイトに会えた。彼はすこぶるいい人である。

午後。日本で通っていたPMP(プレマスタープログラム)のクラスメイトも続々とイギリスにきており、そのうちの一人がロンドンにきていたので会った。近況を報告し合い不安な気持ちを共有したりした。一緒に無印で買い物をした。物干しハンガーを買った(洗濯バサミがじゃらじゃらついてるやつ)。

彼と別れた後、テートブリテンに行った。ウィリアム・ブレイクの特別展がやっていたが、2時間弱しか時間がなかったので、今日は常設を見るだけにした。ターナーやコンスタブルの一連の作品と、フランシス・ベーコンの『キリスト磔刑図のための3つの習作』をじっくり見た。

帰りのバス、クラスメイトの中国人の女の子に偶然会った。彼女は私よりも少し歳上で日本のドラマが大好き。キムタクファン。休みの日に何してた話から日本のドラマの話になり、なんと『凪のお暇』を見てたと聞いて速攻URLを教えてもらった。違法かもしれない。こっそり確認する。ルンルン。黒木華の良さについて意見が合致するとともに、他人からどう見られているか、社会でいかに空気を読んで生きていくかという話題は誰もが共感できるものだから面白い、ということを言っていて、鋭いと感じた。

夜。寮に帰るとたまたまWelcome Partyがやっていたので参加した。上海からきた日本のアニメファンの子(専攻はデザイン)がいて、聞くと四畳半神話大系が大好きらしく、吉田寮について色々聞かれた。日本アニメの愛され方は驚くべきものがある。香港からContemporary Art Theory を学びに来た子と香港のデモについて少し話した。デモはまだ続いており、友達が警察に捕まったと言っていた(今は無事とのこと)。日本人の方にも会った。芸術のキュレーションを学びにきたそう。最初は英語で話していたが、メディアアートの話になり、我慢できなくなり途中から日本語で話をした。アルスエレクトロニカに行ったことや日本のキュレーター・学芸員が抱える問題について話したり、ロンドンで行ったミュージアムやギャラリー、演劇の情報を交換したりした。とても博識な方だった。

先週は家に引きこもっていたので、人と話すのがとても楽しかった。

(テートブリテンのトートバッグがめちゃくちゃ欲しかったが、無職なので我慢した。)