ロンドン生活197日目

閉じたコミュニティの危険性。

最近心が狭くなったように感じていた。何となくイライラしたり、急に落ち込んだり、ラジオを聞いて「うるせえな」と思ったりした。単純にバイトやインターンを初めて忙しくなったのもあるのだけども、どうやら別の原因がありそうだ。

それは最近日本人のコミュニティが広がったことにありそうなのだ。こっちで出会う日本人はみんないい人で、それぞれの人と話している分には問題ない。問題はそれが集団になると起こるのだ。「日本人」という集団、それもこちらではマイノリティのグループに参加したとき、起こることは、そこでいかに自分の立場を確立するかという闘争である。「この集団においてこの人の位置はどの辺だろう」「この人は自分より上か下か」「どのポジションをとれば楽だろうか」などなどの腹の探り合い、マウントの取り合い。。書いててやんなっちゃうし、自分はそういうことは嫌だ(僕は嫌だ!)と思うわけだが、気づかないうちにそういう諸々に巻き込まれているのだと思う。

よそ者のいいところは自由にコミュニティを周遊できることである。

こちらにきて孤独こそ感じるものの、色んなしがらみからはフリーであったのだが、最近になって思い出してきた。組織に属するということは、上記の諸々と付き合っていくことだった。

組織の風通し。なんてことを言うが、それは「みんな仲良し」ということではきっとない。互いが互いを認め合いながらも、過度に干渉し合わないということだ。

(ショーディッチにあるピザ屋。ピザうまっ)