ロンドン生活48日目

引っ越し!

今日は引っ越しの日であった。今までの寮はプリセッショナル期間限定だったので、本コース用の寮に移らなければならない。といっても徒歩5分圏内のところなのでそんな大掛かりなことはないのだけど、以前の寮はシャワーのお湯が出ないことが結構な頻度で起こったり、大通り沿いでパトカーや救急車の音が無限にうるさかったり、最後の1週間に至っては部屋の電気がつかなくなっていたりで(交換してくれとメールしたのだが、完全に無視されたまま引っ越しの日を迎えた)散々だったので、この日を待ちわびていた。

ただ一方で、こっちの大学の学生サービスは結構適当で、何が起こるかわからないので、ちゃんと予約できているのか、家に入れるのだろうかと不安も少しあった。朝9時、荷物をまとめて部屋をでる。渡英時から、布団や食器類、フライパンなど諸々買い足していたので、荷物が増えている。スーツケース1個とリュック2個でそれ以上持ちきれない。入らなかった分はダンボールに詰めて、寮の庭の茂みに置いておくことにした。庭に入るために暗証番号の鍵がいるので、寮の人以外は来れないし、鍵をaccommodation officeに返しに行って、新しい寮に荷物をおいて戻ってくる、せいぜい20〜30分程度の間だから誰もとるまい。大したもの入ってないし。

無事鍵を返して、そのまま新しい家に行き鍵を受け取り、部屋に入ることができた。なんとスムーズ!しかも入った瞬間わかる部屋のきれいさ!明るさ!清潔さ!新しい家最高。ルンルン気分でダンボールを取りに帰る。今日は快晴で風も気持ちいい。いい引っ越し日和だな〜と思いながら、前の寮の庭に入る。

・・・・・

・・・ない。

置いておいたはずの場所にダンボールが、ない。

っでやねん!20分も経ってないやん!そんな一瞬で盗まれることある?!いやいやどっかに移動されただけちゃうん、そうに違いない!と独りごちながらあたりを見回す。庭にはゴミを捨てるための大きなゴミコンテナみたいなのが並んでいる。まさかと思って覗き込んでみる。悲劇、そこにあり。ダンボールが逆さまに捨てられている。入りきらなかったので蓋も閉めておらず、中のものがゴミの中に散乱している。あゝ無情。いや、もちろんそんなに高価なものは入れてない。洗剤とかシャンプーとか布団。布団・・。布団は欲しいな〜。生ゴミの匂いのするゴミ置場から布団を引っ張り出す。幸い布団は袋に入れていたので、なんか無事そうだ。それ以外も生き延びている物資を救い出す。朝っぱらからゴミを漁る27歳、やれやれ。

そうこうしていると、遠くから声をかけられる、清掃のおばさん。「ゴミはこっちに捨ててね〜。そうそうこっちの緑のコンテナに・・ってもしかしてそのダンボールあなたの荷物だったの!?まぁなんてこと。ゴミだと思って捨てちゃった!。なんてことでしょう!ごめんねぇぇ!!」なるほど、、そういうことかぁ。。「いえいえいえ!僕のミスです・・名前とか、『すぐに取りにきます』とか書いとくべきでした。ちょっとここに置いといても大丈夫だろうと思って。。」「そうだったのね!!中においとけばよかったのに、どうみてもゴミみたいに置いてあるからてっきり。ほんとにごめんね!!!」「いや、普通ゴミだと思いますね!笑。大したものではなかったので大丈夫です。ぜんぜん!!!」全然大丈夫なわけではなかったが、どう考えても自分のミスだったし、とても謝ってもらって申し訳なかったが、とてもいい人で、少し元気が戻った。

ニュー寮に戻って速攻洗濯。そんなにゴミの匂いはしてない、大丈夫!オールオッケー!食器とか回収し損ねてるけど、まあオッケー!

なぜこうポジティブかというと、部屋がきれいだから。

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広いし明るい、おしゃれ。プライベートシャワーとトイレもある。トイレには日本から持ってきた百均のカバーをつけた。シャワー狭いけど、お湯さへ出ればオールオッケー。

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あと、受付で「これギフトです」って言ってもらったお菓子やジュースの詰まった箱、部屋入ったらさらに2個あった。どんだけくれるねん。ありがとう。

引っ越し成功です。