ロンドン生活145日目

メリークリスマスも終わりもう年の瀬だ。最近はずっと部屋にこもっていたが、今日は久しぶりに日本で通っていた方のプレマスターコースの同期の人たちの何人かがロンドンに来て晩御飯を食べた。女性陣は元気だった。一人の子の寮にいるクレイジーなフラットメイトの話を聞いてみんなで笑った。愉快だった。人と話すのは大事だ。一日中家にいて本やネットからの情報を浴びてばっかりいると、時にわけがわからなくなる。いろんな人がいろんなことを言う。偉い人、面白い人、しょうもない人が別々の立場で違うことを言っている。その都度、いちいち頭の中で納得したり反論したりしているのではあるが、次第に情報に圧倒されてくる。そして自分の中に消化できていないままに溜まってきて、それが自分を埋め尽くしはじめる。気づけば自分が他人の意見にすっぽり埋まってしまってどこにいるかわからなくなっている。そんなときに誰かと会ってなんやかんやと話をすると、ああそうそう、そこにいたんだっけと、自分が情報山の隙間から出てこれる。

それはそうと、自分がこんなに家で一人でこもっていられるタイプなことを長らく忘れていた。一人っ子ではないが一人っ子っぽく育ったので一人っ子気質だ。一人で楽しんでいられる。小さい頃はポケモンのフィギュアをたくさん持っていて、それで物語を作って2時間でも3時間でも一人で遊んだ。誰かに「とても楽しそうに自分の話をするところが一人っ子っぽいね」と言われたがそれもまたそうだ。今日あったこと、したことを人に言うのに躊躇がない。それにこんな日記を書いて公開しているなんて。

とても変だ。

とても変なのでそろそろ寝ます。

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(クリスマスイブ前夜のスーパー。丸焼き用のターキーやチキンが大量に売られていた。)