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韓国のバラエティ番組によく登場する「しりとりゲーム」

 안녕하세요(アンニョンハセヨ) 南うさぎです。
 
 今回は韓国のバラエティ番組によく登場する「しりとりゲーム」についてお話しします。韓国にも日本のようにしりとり遊びがあって、バラエティ番組を見ているとしりとりをするシーンがよく出てきます。

https://youtu.be/Nf7MPmZhroA
https://youtu.be/Nf7MPmZhroA

 日本のしりとりは「ん」で終わる言葉を言うと負けですが、韓国のしりとりは言葉が出てこなくなるまで続けます。なので、「一発の単語」という、語尾から始まる単語がない単語を言えば終わりになります。その「一発の単語」で終わらせるためには、その単語が始まるように流れを作る(意識的に誘導する)必要もあります。
 ポータルサイトでしりとりの「一発の単語」を検索すると1000単語くらい出てくるようです。また、「一発の単語」だけではなくその前にくる「誘導単語」まで出てくるのでちょっと面白いです。ただし「一発の単語」を最初からは言わないことを暗黙のルールとしています。

 韓国のバラエティ番組でしりとりが流行ったのは2000年代初めの人気バラエティ番組の中で行われた『恐怖のクンクンタ(공포의 쿵쿵따)』が最初とされています。「クンクンタ(쿵쿵따)」というリズムに合わせて3文字のしりとりをして、負けると罰を与える単純なゲームです。
 ゲームを始める人が「クンクンタリ〜クンクンタ (쿵쿵따리 쿵쿵따)」を何回かを言ってから3文字単語を言い、その次から「クンクンタ」と言った後に3文字単語を言う形です。しりとりは以前からありましたが「クンクンタ」という特有のリズムに合わせてやると誰もが盛り上がるので『恐怖のクンクンタ』は大人気になりました。
 ゲームの中では「일요일(日曜日)」や「오디오(オジオ)」など続けると永遠に終わりのない単語の使用も可能なので、それがさらに面白みを増しました。今もその名残でバラエティ番組だけではなくお酒の席などでもよく行われています。ちなみに「クンクンタ」は特別な意味のない掛け声のようなものです。
 
*『恐怖のクンクンタ』の参考映像

 今は大物MCになっている『知ってるお兄さん』のカン・ホドンと『Running Man』のユ・ジェソクのリーズ時代が見られます。

https://youtu.be/xPESRmxHMHY
https://youtu.be/xPESRmxHMHY

 また、最近は言葉を言わずにジェスチャーで単語を表現する「沈黙のしりとりゲーム」もとても面白くて視聴者の反応がいいです。しりとりゲームをするときは2、3文字と単語の文字数を決めるか、状況(例えば健康に関する単語など)を設定することも多いです。
 
안녕!
 

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