竹寶(ちくほう)の懐石料理 たけちゃん@白浜南の麦 2020年7月27日 08:49 竹寶が新しい場所に移転して初めての夕食を食べに訪れた。夕食は懐石料理だけで6000円からである。年金生活者としては贅沢な夕食である。 憩室出血で入院を繰り返すので普段はアルコールを断っているが、美味しい料理とアルコールはセットだと考えているので、今日は特別である。 1番目は蕗の蓋の付いた料理。 中身はナス2個を丸々使ったというナス豆腐。甘辛いお豆さんがアクセントになり美味しかった。 食べ終わった後で、一番感動したのはこの料理。白トウモロコシや鰻も良かったが、中でも鮎は感動した。臭みを除くため出荷1週間前から餌を与えない鮎を生きたまま焼いて、その後で素揚げにしており、頭から全部食べられた。 吸い物 金目鯛とジュンサイが主役。 ここでビールから日本酒に。この日は南方熊楠の純米吟醸しぼりたて。 アカハタの一種、「イギス」と言う魚を初めて食べた。他は炙りホタテとマグロ。 イサキの塩焼き 冬瓜に見立てた器 鱧を揚げて冬瓜などと煮込んでいる。出汁が美味かったのでつい啜ってしまった。このお店の鱧は移転前からずっと淡路産。 締めは鱧ご飯と加賀麩と赤だしの味噌汁。梅は龍神産。 デザートは自家製の羊羹。 和食の高級素材はイセエビ、鮑、河豚の白子など沢山あるが、高級素材に今日のような調理人の技が加わると3万円以上の高級懐石になってしまう。高級素材は使っていないが鮎や鱧もとても美味しかった。元星のやの料理長の技が光る夕食だった。 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート