お店に並んだ商品たち

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お店に並んだ商品は、だれかに買ってもらうことを待っている、のかもしれない。

だれかのものになることを待ち望んでいる、のかもしれない。


商品が「早く未来の持ち主こないかな〜〜〜」と思ってるんだと思うと、いとおしくてきゅんとしてしまう。

これはいろいろ買ってしまいそうだ… 


そう考えると。

お店は、商品と未来の持ち主の、待ち合わせ場所とも言える。

だれが来るともわからず、だれが持ち主になってくれるともわからず、それでも待つひたむきさ。

また、待ち望んでいた商品が手に入る、という意味では、未来の持ち主側も、どの商品に出会えるのかもわからず待っている、とも言える。


待つ相手は、いつも"想像しうるだれか”であるとは限らない。得体の知れないものすらも、待つ対象になりうるようだ。


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