使い道のわからない買い物

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シールを買ってしまう癖がある。

別に、シールを買おう！！！と意気込んで買うわけではなく、

あ。シールだ。あ。なにこれいい味出してる。買お。

このくらいのテンションで買ってしまうのだ。


シールを買ったあとどうするかというと、

どうもしない。

手帳にはさんで持ち歩くだけ。

シールを実際にどこかに貼ることは、めったにないのだ。


でも、私は懲りずに買い続ける。


いつ貼るのか、どこに貼るのか、それともただたまに眺めるだけなのか、

所有する目的のわからなさが、たまらなくて。

漠然と、どうなるかも予想していない「いつか」を感じながら買う。

その愉快な待ち時間を、私はお金で買っているのだと思う。


そういう買い物体験、だれもが持っているものなのだろうか。

こんな変な買い物、私しかしていないものなのだろうか。


使い道のわからない買い物は、たまらんなあ。