パン #175

・昼食はパン屋に行くことが多い。
そこまでお腹空いてないけれど、なにか口に入れておきたいとき。
時間がないから、とりあえず買っておいて、こまめに食べたいとき。
コンビニはどうしても嫌なとき。
とにかくパンが食べたいとき。

今日はお昼にお店で食べる時間も気力もなく、かと言ってコンビニは嫌だったので、自動的にパン屋を目指すことになった。慣れない土地のパン屋探しは難しい。今日は時間がなかったので、そこそこ評価が高くて、1番現在地に近いパン屋を選んだ。
可愛らしい内装で期待を持てたが、お昼すぎということもあり、パンはほとんど残っていなかった。
店主の方はとても良い方で、これしか残ってなくてごめんなさいねと声をかけてくれた。
ここで引き返せればいいのだが、いかんせん小心者なので、その中からクロワッサンを選んでお会計をした。本当は1つだけ買うのも忍びないので2、3買いたいのだが、さすがに食べたいものがなかったので、あくまでも申し訳ない感じを出して、PayPayではなく小銭をぴったり出してお会計した。
ここでも店主はとても良い方で、よければ、と一口パンをおまけでつけてくれた。また来てくださいね、ととても気持ちのよい声で、言葉をかけてくれた。残念ながら、あまり来ることのない土地なので、もう来れないかもしれないなと思ったけれど、それは言わなかった。
クロワッサンはとてもおいしかった。ただ、私はそのとき硬いお惣菜パンが食べたかったので、気分ではなかった。それを差し引いても、おいしかった。
午後はとても忙しかった。パンをかじるくらいしかゆとりがなかったので、1つだけでも買っておいてよかったなと思った。ちょうど夕方にWeb会議があったので、少し一息ついた。その際にかばんの中から、例のおまけの一口パンが出てきた。まるまる口に含むと、素朴な小麦の甘さが広がって、とてもおいしかった。特別な味ではなかったが、特別な体験ではあったと思う。また時間を見つけて、あのパン屋に行こうと思う。

・ウォーキングした。疲れていたのに、えらい。
むしゃくしゃしたとき、身体を動かそうと思ったのが、えらい。
今日は川沿いを歩いたのだが、対岸で同じように散歩していた人がいたので、ぼーっとみていたら、いきなりしげみみたいなところに入り始めたのでびっくりした。本当にあそこは道なのか?

・食後に桃を食べた。夏が始まる。

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