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ティーチンカードってなに?

易経という中国で作られたとても古い本があります。
お経ではありません。
人の生きる道について書かれていますが、占いの書としても使われます。

中国の古い本ということで難しそう。
漢字がいっぱいで大変そう。
そんなイメージが先行してしまうかもしれません。

確かに漢文のままで接したら私にはとても難しいです。
ですが、漢字が苦手な私でも親しむことができました。

易経には生きていくうえで参考にしたいことがたくさん書かれています。
占いの書でもありますが、スピリチュアル成分は少なめです。
哲学の書に近いと思ってます。

哲学なんてますます難しそうと思われる方もいるかもしれませんが、
この書で述べられているベースはシンプル。

『変易』全てのものは変化している
『易簡』変わるのは容易い
『不易』変化しているという事実は変わらない

この3つが大きなテーマです。

物事は究極になれば簡単に変わっていくのです。

水は沸くとお湯になり沸点に達すると湯気になる。
そして、冷えればまた水になる。
それは変わらない事実。

占いとして考えるならば、
現在、不運と思っていても誠実さを忘れず日々過ごしていれば必ず運が上向く日が来る。
運の良い状態の時、慢心状態でいれば、足元をすくわれることがある。

上過ぎず(偉ぶらず)、下過ぎず(卑屈にならず)
分相応のバランスの良い状態を保てるようにしましょう。

悟りの状態もこんな状態かと思います。


下にいるなら上を目指し、
上に立てば頭を低く。

新入社員が偉そうに指示を出しても的確な指針とはなりません。
新鮮な心持で上司の指示に従い、やれることに向き合うのが良いでしょう。
上司になったら上司らしく堂々としていなければなりません。
でも上司という地位に慣れてしまうと、ついつい無駄に偉そうにしたくなってしまうもの。
そんな状態では下に人はついてきません。

変易・不易・易簡
この3つの大きなテーマをベースに
現在、自分がどの状態にいて次にどの状態を目指すといいのかを示してくれるのが易占です。

でた占いの結果は他人がそうしなさいというものや「〇〇すべき」というものではありません。
自らそうしたいと思うことが大切。

最終的には占わなくても自分の立ち位置を知り、
次にどうすべきかを自ら知ることができるようになるのが易経の目的です。

こんなにすばらしい「易経」
難しいという理由で触れないでいるのはもったいない。

そこで、考えたのが「ティーチンカード」
教えるのTeach(ティーチ)と易占いのI Ching(イーチン)を合わせ考えた言葉です。
漢字で書くなら「茶易札」

ルノルマンカード占いのシンプルさを参考に作りました。

易経に触れるきっかけになれば幸いです。

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