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この筋肉痛って治るの?【勝てるワーク挑戦日誌#01】

こんにちは、南です。
現在「勝てるデザイン養成ギプス」に挑戦すべく、勝てるワークに励んでいます。

募集内容にある通り、まずはワークをすべてやり切ること、それからnoteを書くことで応募することができます。
一つ一つのワークからの学びを忘れず記録するために、個別でnoteを書いたあと、最後にまとめた感想を書こうと思っています。

というわけで、まずは一つ目。

勝てるワーク01:「センスの筋トレ」
色彩センスを身につけろ!

このワーク、中の島美術学院さまで課題となっているそうで、一言で言うなら、とにかく色をたくさん作ってきれいに塗るといったもの。
用意するものと手順はこの通りです↓

ケント紙、不透明絵の具、定規、コンパス

①B3ケント紙と不透明絵の具を用意する。
②30×30cmの正方形を描き、さらに5×5cmの正方形に分割する。
③正方形の中に直径4cmの円を描く。
④テーマを決め、イメージが感じられるように塗る。

・使用する色数は自由、同じ色は使わないこと。
・ムラなく均一に着色すること。
・期限:8時間(1枚あたり)

勝てるデザインより
塗る前の状態

前職(小学校の先生をしていました)で美術の先生に弟子入り(自称)していたので、ペンキや筆の扱いには慣れているつもりでした。そのためワークの内容を確認したときも「これは多分私に向いてるな、こういった細々したの得意」と思っていました。それに、舞台衣装をつくることもあったので、色彩感覚にはある程度の自信も…

あったはずなのに……(泣)

上で述べた通り、このワークはとにかく色をたくさん作ってきれいに塗るワークです。この単純にも思える作業が、私の自信を粉々に砕くとは……

ちなみにこちら、最低で3枚、できれば10枚以上やるのがおすすめだそうで、とりあえず「やりました」といえそうなものが3枚できた時点でまとめています。

それではまず、大事な大事な失敗作からごらんください。


0枚目 『キャンディ』

期待と自信から生まれた処女作

いやあ、ひどい。ムラが群がっていますね。
色に関しても、「ピンクと〜オレンジと〜あ、さっき使ったから薄くして〜」といった考え方だったと思います。色をイメージする過程が足りませんでした。それ以前に塗れてなさすぎて色が入ってきません。

なんでだろう。ベニヤにペンキで塗る時は、水できれいに伸ばせたのに……
ペンキと不透明絵の具って扱い方そんなに違うの?そもそも不透明絵の具って、小学校の絵の具セットのアレと同じもの??
焦りながらググり、こちらを参考にさせていただきました。

なるほど……水に頼りすぎたぁ……!
水でカサ増しすることばかり考えていたことを猛省しました。そりゃ綺麗に塗れるはずありませんよね。これ以外にも、濃い色と薄い色とで水の量を調整すべきとの情報も。あとは慣れだそうです(汗)

透明と不透明でこんなに違うとは。取り組む前にちゃんと調べておけば……
とてつもない勘違いをしていた自分が恥ずかしくなりました。
できないことを自覚するよりも、できると過信していたことを自覚した時の方がとても辛いですよね。そんな自分でありたくないのに…
それでも、自覚せざるをえません。イチからまたがんばることに!色をイメージすること、水の量を調整することを頭に叩きこんで、再チャレンジです。


1枚目 『冬』

テーマを選んだ理由は、ワークをしていた時期がとてつもなく寒かったからです。寒いと暖かいを色彩で表現することを意識しました。

青系をメインに

塗り方は左から右、上から下へ順番に。なんとなくで絵の具を出さずに、しっかり色をイメージして「こんな色」ができたあと、必要な絵の具を絞ります。

0枚目にくらべると、ムラがだいぶ散った気がします。水の量を減らすだけでこんなに違うんですね…下へいくほど、色ごとの調整も少しだけ慣れてきました。
テーマに沿って、青系をたくさん使い分けようと思っていたので、ある程度色も作れたと思います。似た色やうまく作れなかった色ももちろんありますが…

ただ……
結構きになりますよね…?

ココ…

なんとなく浮いてる。いや、だいぶ浮いてる。
正直、はじめに塗った時点で、「おっとっと、明るいな」と思ったものの、冬のイメージ(こたつで食べるみかん)だったのでそのまま進めました。でもそのあと、この色をいかせず、無視してしまっています。
周りの囲んだマスが、すべて暗い……
このこと、塗っている時は気づけませんでした。とにかくいろんな色をイメージして、作ることに必死でした。

ちなみにこのワークって、私にとってはテーマを決めるのも難題です。SNSや前田デザイン室で、他の方の取り組みも拝見しましたが、みなさんテーマ選びが本当にお上手なのです!(もちろん塗るのも)
それを参考に、抽象的で表現しやすいものを選んだつもりでしたが、ひとつのマスがこんなに全体に影響するとは思いませんでした。

けど…0枚目にくらべると大きな一歩。
次こそはムラや塗り残しをなくして、全体的な統一感を出したいところです。


2枚目 『桃太郎』

このテーマが正解なのかは正直わかりませんが…
選んだ理由は、ちょうど古賀史健さんの「取材・執筆・推敲〜書く人の教科書」を読んでいる最中だったからです。前田デザイン室の本気授業に向けて読んだのですが、この本で唯一掲載されたワークの内容が『桃太郎』だったんです。
1枚目の教訓をいかして、次は少しだけ具体的なテーマにしたいと思っていました。物語なら、抽象と具体をどちらも表現できるのではないかと考えたのです。

BGMは懐かしのあの歌

このレベルがギリギリ1枚目なのかもしれない(汗)
ある程度きれいにぬれたし、色も隣との関係を意識しながら塗れました。桃太郎の情景を思い浮かべたり「おじいちゃんのつぎはぎ〜おばあちゃんのほっぺ〜」と想像したりするのが楽しかったです。

塗っている最中になんと!

ポキッ

実は絵の具に付属していた筆2本でどうにかやりすごしていたんです。主力の筆がポキリといってしまったので、やっぱり道具をケチってはいけないと思い、セットをふたつ追加しました。

筆セットとよく使う白の絵の具を追加

よく見ると塗れてない部分があったり、角が丸まっていたり、まだまだ美しいとはいえません。
新しい筆も揃ったので、そろそろ作品とよべるものを…!


3枚目 『???』

???

ついに最低ラインの3枚目。
どうでしょう。
こちら、テーマはなんだと思いますか?

実は…

『ジブリ』の予定だったんです……

2枚目に続いて物語にしようかとも思ったのですが、もう少し広い世界観を表現したいと思って『ジブリ』にしました。

それなのに…何を勘違いしたのか、途中で『ディズニー』の色を塗りはじめてしまったのです。

これまでとは違って、ランダムに塗っています。なので、よく見ると「あ〜これディズニーだな」ってところが何箇所かあると思います。
せめて『イソップ物語』とかだったら修正が効いたかもしれないのに。『ジブリ』と『ディズニー』なんて、ラーメンとオムライスほど世界観がちがう😭

残念ながら、3枚目のテーマは『不明』です。
noteにまとめるにあたって、少し迷いましたし、なんなら『和菓子』とかでいっちゃおうかと思いました。
これはもう、何枚もチャレンジしろという意味だと思って、正直者でいることにしました。引き続き取り組みます!


結論:筋肉痛がイテテ…

記念すべきひとつめのワーク。なかなか壁が高く分厚いです。
この半年、便利なソフト達のおかげで、色を"選ぶ"ことはあっても、色を"作る"ことはありませんでした。色について知ったつもりでいたけど、まだまだ表面的な部分にしか触れていなかったと思い知らされました。
ただ「センスの筋トレ」の名の通り、試行錯誤を続けていけば、色彩に関するセンスが、自然と身につくんじゃないかと思いました。

期限ですが、空いた時間に進めたのも含め、すべてギリギリ8時間以内にできたと思います。このワークの時短テクがあるなら、教えていただきたいです…

【このワークを通じての学び】
・知っている気にならず、いろんな視点で調べること。
・遠くからも近くからも接すること。(森も木も林もみること)
・世界観と色は深い関係があること。
・この世はいろんな色であふれていること。

※技術面は除く

右肩あがりで成長したかったのですが、少し残念な結果に。でもこれで終わりではないので、のちほど取り組んだものは番外編として記録します!続けるほど学びももっと増えるはずですよね。

ちなみにこのワーク、本当は色を塗る前に明暗の計画を立てなければいけません。ここまでの3枚は、本に掲載されている明暗の図を参考にして取り組みました。0枚目からやろうとしたものの、うまく理解できなかったのです…

他の方のワークを参考に、これまでのものをグレースケールにしてみました。これを見ると明暗の関係というのが少しわかるような…?
この部分をしっかりすれば、最後の出来もだいぶ変わると思います。
なので、4枚目以降は自分なりに計画をたてて、より目標を高めて取り組もうと思います。

まだまだ始まりにすぎません…次のワークへ!

【次回予告】デザインさがしで街を徘徊。リアルな筋肉痛…⁉︎

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