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ローラースケートのフィギュア2(フォア・インサイド)

 前回のフィギュア1とまったく同じように、インサイドで大きな円を2つ、8の字に滑るのがフィギュア2だ。

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■フィギュア2のやり方(RFI - LFI)


1)2つの円の重なっている部分の真ん中の線上に右足を置く。

2)手は左手を前、右手を横に広げる。12時(左手)と4時(右手)の位置を指す。

3)左足は後ろにT字に置く。姿勢よく立つ。

4)Tスタート。緑色の矢印の方向にインサイドのエッジに乗って進む。

5)a1まできたら、ゆっくりとフリーレッグの左足を前に持ってくる。

6)a2までにゆっくりと左右の手を入れ替える。右手が12時、左手が8時。

7)円の重なる部分に戻ってきたら、右足で踏み切って左インサイドに乗り、灰色の矢印の方向へ進む。手はそのまま。

8)b1まできたら、ゆっくりとフリーレッグの右足を前に持ってくる。

9)b2までにゆっくりと左右の手を入れ替える。左手が12時、右手が4時。

10)円の重なる部分に戻ってきたら、左足で踏み切って右インサイドに乗り、緑色の矢印の方向へ。手はそのまま。

11)(5)以降を繰り返す。


 インサイドで滑る時も、基本はすべてフィギュア1と同じ。ただし重心の位置はかかとの内側だ。インサイドの時は滑りながら太ももの内側にちょっと力を入れると滑りやすい。


 アーティスティック・ローラースケートの動画はなかなか見つからなくて、マイナーな競技なんだなぁと思い知らされることも多い。ただでさえそんな状態なのに、さらにフィギュアとなると、もう、ちょっとやそっとの検索では出てこないのだが、これを見つけた。

↑ Lana Shaharの動画。最初の15秒ほどのあいだに滑っているのが、フィギュア2だ。残念ながら、この動画では足や手の入れ替えはわかりにくい。手の位置もあまり良い見本ではない。

↑ doubleloopcrazyの動画。こちらは、2013年の全米選手権のコートニー・ケネディ選手が5位になった演技。競技会では、こうやって審査員がわらわらと集まってきてじーっと見つめられる中で演技する。これは複雑なフィギュアが混ざった円が3つの上級者バージョンだが(なんだろう?フィギュア44???)、フォアのインサイドからスタートしているので、そのスタートを見て欲しい。0:35、そして1:05、1:38あたりからも左円でしばらくインサイドで滑る。右足から左足のインサイドへ踏みかえる時のテイクオフも注目。手の位置も肩より少し下の自然な位置に美しく伸びているので、このフォームをお手本にするといい。違うフィギュアなので足や手を入れ替える位置は少し違うが、足を前に持ってくる時のゆっくりした動作や足を上げる角度、ゆっくりとした手の入れ替え方も、文字で伝えるより分かりやすい思う。


 このあと、フィギュア3、4、5、6、とずっと続けていきたいのだが。動画が見つかる気がぜんっぜんしない……。


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