皐月賞を予想する

もう『無敗』という言葉が陳腐化されているかのような昨今、牡馬も無敗馬が勝つのか、ライバルが勝つのか。
コントレイルの時ほどの高揚感もなく、特別話題になることもなく、粛々とスケジュール通りに進んできているが、先週の白馬ソダシの無敗での桜花賞レコード勝ちには大いに盛り上がったが、白毛でなかったらこれほど注目されただろうか? ソダシの血統では、オークスの2400は克服困難。変則3冠のNHKマイルに進むべきだが、そうまでして無敗を守ろうとするより、オークスに出馬したなら、結果に関わらずソダシと陣営に惜しみない拍手と称賛の言葉を浴びせよう。正々堂々と闘う。勝つことはほぼ無理なのにオークスを選んだなら、もうそれは全国の競馬ファンの皆様の心を鷲掴みにして放さないだろう。
それに比べると皐月賞のエフフォーリアはただ負けていないだけで、G1を勝った訳でもない。もちろん速いから3連勝出来たわけだが、過剰な期待は禁物だ。
対するG1ホースダノンザキッド。鞍上はノリにノッてる川田だ。前走こそ土が付いたが、逆にプレッシャーはないだろう。
他にも朝日杯やホープフル組が虎視眈々。エフフォーリアが格下に見える。
だが、勝ち方がスゴイ! エフフォーリアの勝ちっぷりを歴代最多のG19勝で惜しまれつつ引退したアーモンドアイの走りに似ているというファンも多い。朝日とホープに間に合わなかっただけのホンモノと見る競馬ファンは迷わないのかも知れない。
そしてデータと突き合わせて、切る馬は切り、ピックアップする馬はピックアップする。そしたらエフフォーリアとダノンザキッドしか残らなかった。もちろん怖い馬はいる。だが伏兵に付き合っていては幾ら金があっても足りない。5%上乗せの馬連か、万一に備えてワイドか、あるいはその両方か。それも良いだろうがとんでもないヤツが突っ込んでくる夢を捨てられない。何故ならギャンブラーだから。
当てるだけではつまらない。固そうなレースこそ万馬券を狙いたい。
そしてこれが、俺の買い目だ。

固く収まればガミガミ確実。追加買いもしない。あくまでとんでもないヤツが突っ込んでくるのを期待する買い方だ。せめて200円買えと言われるかも知れないが、ガミガミの比率が大きくなることもある。
G1上位組が軒並み美味しいオッズで並んでいるので、そこで決まっても悪くない。
さあ! 2時間半の夢を見よう!

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