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【祝】Mの奇妙な物語杯打ち上げ会場【入賞感想ネタバレ有り】

時に西暦2024年6月15日

闘いが幕を開けた。

Mの奇妙な物語杯

改めてレギュレーションをおさらいしておきましょう。
一、テーマは「世にも奇妙な物語」。奇妙であれば何でも良い
一、文字数は4,000が上限
一、審査員は職員Mを入れて5人、小説の基礎点として10点満点、その後自分の好みや応援したいという意味で金(5点)、銀(3点)、銅(1点)を投票する
一、審査員が出した作品については基礎点を1.25倍した後、金銀銅の特別点を得る

以上になります。
いやぁ最初に言っておこう。

誰がこんなに出すと思うんや!!!!

なんと総勢16(17)名の作家様方に書いていただき、全26作品が集まりました。
正直に言おう。想定外だったと。

企画書出した直後の職員M「8作品くらい集まったら良いなぁ~えへへ」
締切後の職員M「」

職員Mの浅はかな脳内より引用

嬉しい悲鳴ですよ!初主催でここまでの方々に参加していただけて、しかもそれが全て私が読みたい奇妙な物語なんだもの!!!
ということでまずは……

ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!!!!!!!!!!!!


初主催として

告知、集計用ファイル作成、採点の計算方法など、あらゆる面でお助けをいただきました。そして何より、書いていただいた皆様には感謝してもしきることができません。本当にありがとうございました。

そして主催しながら書くのってこんなに大変なんだなーってのがよく分かりました。
でも、やって良かったなぁというのが今回の全てです。

まずは、自分の身の周りで小説で点付け合いながら戦おうという文化が無いこと。それをヒヨコロで知ったこと。終わってしまってからどうにかして自分が見たい物語を見たい、私の好きな作家様達の新しい一作を読みたいという一心だけで始めました。勢いです勢い。それしか無かったです。

結果発表

それではいよいよ参りましょう。大事な大事な結果発表!まずは第9位から!
冒頭のポスト通りなんといきなり同率9位です。

双葉先生、おめでとうございます!(https://syosetu.org/novel/345806/)
私はこの作品、やはり最後の一、二文が物凄く好きで、最後は主人公も巻き込まれてしまうという展開が普通に放映されている番組にあってもおかしくないなと思っていて、タイトルや内容からは想像できるオチを超えてくるのが素晴らしいと思いました。ナイス入賞!!

次は同率第9位になります!

ともにぃ先生、おめでとうございます!(https://syosetu.org/novel/345887/)
恐らく亡くなっているであろう登場人物がポルターガイストとして演出を出しつつ、奇妙なおばさんが常に主人公に付き纏ってくるこの作品はW奇妙と言えるような演出を出してくれています。強さ。

水無飛沫先生、おめでとうございます!(https://ncode.syosetu.com/n4237jc/)
浴衣と冬桜は最後のシーンからどんどんと人が狂っていくんだろうなという絶望を感じさせる終わり方で、懐かしさと謎の女との関連性が不明ながらも怖さが際立つ一作になっていましたねぇ。
次々と消えていく記憶の部分怖かったです。

水無飛沫先生、おめでとうございます!(2回目)(https://t.co/smi7BuPM1B?ssr=true)
人は何故物を書くのか、自分との闘いを繰り広げた作者が最期に何を遺すのか。一つの道を極めた人にしか書くことの出来ない真骨頂というような作品でした。

kaiyare先生、おめでとうございます!(https://syosetu.org/novel/342538/)
このポストにもありますが、世界を救うか1人を救うかの壮大なドラマをこの4,000文字以内に収めた実力と構成力は流石だと痛感しました。
誰にも分かりやすく、かつ読み終えて全体見渡した時に書くのに苦労したと感じる部分がこの順位に現れたのだと思いました!

(╹◡╹)先生、おめでとうございます!(https://t.co/Q3k6lBpo38)
不思議な空間と、身近ながらも心のすれ違いが起こる姉との関係性が読み進めていくと分かる一作になっています。
私は二回見返してみて、より奇妙な世界に引きずり込まれたような気がしてきました。舞台装置のパンチがとても強く、切なさが伝わってくるお話でした。

にじむラ先生、おめでとうございます!(https://t.co/vk1MXN0E4A)
女児の独白でありながら全体的に暗く、猛禽類の眼で見てくるおじさんが怖くて仕方がない。読む人によって解釈が異なるという羨ましい一作を書けたこの作者には拍手をお送りしたいです。
もう全てが奇妙なのですが、一体小説とは何なのか、私達は何故書いているのかを改めて問われるような気分になりました。

トップ3の発表です

第3位!

キラ子先生、おめでとうございます!(https://ncode.syosetu.com/n3264jc/)
抑圧からの開放という表現を物理的に表している一作。この女からの虎という変貌がよく思いついたなとひたすら感心しておりました。
こんな自称容疑者が現れたら一体どういう対応が正解なんだ……?回想を交えつつ舞台は警察署であるというようなイメージが思い浮かぶ作品でした。描写も美しくてよかったです。

第2位

キラ子先生、おめでとうございます!(2回目)なんとツースリーフィニッシュ!(https://ncode.syosetu.com/n5311jc/1/)
この無駄を省ききった一作は素晴らしいの一言に尽きる。正しく今大会における最高のショートショートであり、短さの中に作り上げたドラマは私が大好きな世にも奇妙な物語そのもの。長くても良いけど長くはしないそのセンスには脱帽です。とても良かったです。

第1位

夢見る毛虫(水無飛沫)先生、おめでとうございます!(https://syosetu.org/novel/344910/)
1位が意外だという意見もありましたが、全体的な構成に無駄がなく、読んでいけば分かるギミックを小説に仕込むという技術も斬新で素晴らしかった。
なんと今回匿名投稿ということで、最後の最後まで正体不明の作家を抱えながら杯を進めておりました。
ネームバリューには頼らない強さを、今回改めて感じました。執筆力の全てであります。
改めておめでとうございました。

【悲報】職員M氏、ランキング圏外

オーーイオイオイオイ(号泣)
誰だよ自分の庭なら勝負できうるとか書いてた奴はよォ!!!!!
くやちぃぃぃぃぃ!!!(ハンケチを噛み締めながら)
きっとまたやります!やるはずです!(まぁ主催がランキングに入らないといけないというルールは略)

いや入らなあかんやろがい!!!

次こそ、見ておれ……!!!
そんな入りたかった残念賞だけ最後に紹介させてください(主催権限)
粋な女
https://ncode.syosetu.com/n4928jc/

題材と狙いは良かった。しかし全体的に粗く特に後半の失速は目も当てられん。いくらリアルが忙しく主催が初とはいえ出し手としてこれはいただけない。
というわけでこれをリライトすることで私の中で最終的な決着をつけようと思います。心優しい方がいらっしゃれば最後まで見ていただけると幸いです(以上宣伝終了)。

最後に

冒頭にも書きましたが、今回出してくださった作家様始め色んな方の援助を受けて無事大会を終えることが出来ました。
ヒヨリミ面子を動かして小説大会をやりたいという私の我儘に沢山の方が付き合ってくださって至福の時間を過ごすことが出来ました。
本当にありがとうございました。そして、お疲れ様でした!!

またの機会がございましたら、その時はまた是非遊んでくださいね!!

終わり

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