EVA 未来ロボットの話
2021.1.25
2012年公開のスペイン映画。Kike Maíllo監督。
2041年のスペインの山奥田舎町が舞台。
ロボット学者であるアレックスは出身大学の教授に呼び戻され、
ロボット工学の研究を続けるよう依頼される。
大学ではかつて愛し合ったラナが働いているが、
現在は兄のデイビットと結婚しておりどうも気まずい。
大学での研究活動はせず、自宅で大半を過ごすことになる。
子供のAIを開発する中で、精神部分が完結せずモデルとなる子供を探すが、
その道中でEVAに出会う。
魅力的な笑顔と創作的な発言、独創的な行動に、
アレックスは目を離せなくなり、ロボット研究に協力するよう依頼する。
EVAはデイビットとラナの子供であった。
あるパーティーでラナと意気投合したところをデイビッドに見つかり、
以降は家族と距離を取るようになる。
一方でEVAがアレックスに興味をもち、2人で過ごす機会も増える。
そんな中、ラナがEVAの正体をアレックスに告げ、
EVAは偶然にもその事実を知るが、事態を受け止められない。
物語の冒頭の謎がエンディングで結びつき驚きの結末となる。
約10年前の製作ながら空中に4Dのモニターを映し出し
それをタッチパネルで操作するなど、現代に実物化している技術が表れている。
トランスフォーマーに見られるようなロボット猫は少し既視感で残念だが、
お手伝いおじさんやEVAのロボット的演技がリアルで面白かった。
近未来のはずなのに、車がオンボロな辺りがスペイン感を出している。
雪景色が美しい街サンタ・イレーネにいつか行ってみたい。
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