XDを会社で広めるためにやったことを振り返る
Web業界で働く人なら一度は聞いたことがあるAdobeのXD。
わたしも会社でWebディレクターとして働く上で、
かかせないツールの1つです。
会社では去年まで、私のみ使用していましたが、今ではディレクター利用率100%を達成しました。
会社で導入を検討している方がいましたら参考になればと思い、会社でXDを広めるためにやったことをまとめました。
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社内でワーク会
XDってこんなことができる!
とっても便利!!まずはXDを知ってもらうことから始めよう!
と思い、XDの基本的な使い方やセミナーで聞いた、他社の事例を社内でワーク会を開いて紹介しました。
あえて書きますが、これは失敗でした。
▼この時言われたこと
・ふーん、そうなんだ。で、それでどうしたいの・・・?
・使い方とかよりも、いま社内でXDを使う意味がわからない。使わなくても仕事ができているのに、「XDを使え!」というだけでは、誰も使わないよ。
人の心を動かすのは難しい。。。と実感した瞬間でした。
百聞は一見にしかず
ー 100件の他社事例より1件の自社事例が効果的
XDに置き換えてみる
「他社の事例はあれど、自社の事例がない・・・」
ということで、次に自社の事例作りに取り掛かりました。
事例1)XDを使って更新作業の効率化
<作業内容>
パッケージ変更にともなう全ページ修正
<問題点>
・同じ画像なのにページごとに画像名が違う
・どれだけ画像が使用されているのかが管理されていない
・非デザイナーがpsdでデザインを調整しなくてはならない
<解決方法>
・CCライブラリー+XDで画像を一括管理
パッケージ画像をCCライブラリーで管理し、サイズ違いの画像をXDのアートボードで管理することで、必要な画像をいっぺんに書き出せるようにしました。
5営業日ほどかかっていた作業の工数が半分にすることができました。
事例2)XDを使ってアプリ全体を把握
<作業内容>
アプリUI設計
<問題点>
・クライアント作成のWFが1ページずつのエクセル
・サイトマップがなく、ページ遷移が不明
・必要なパーツが何かわからない
<解決方法>
・WFをXDで一括管理
・プロトタイプ機能でページ遷移を見える化
アプリの全体像がつかめず、手がつけにくい状態だったのを
XDを使って整理することで、何をすれば良いのかを明確にしました。
プロジェクトの中心にXD
企画書・WF・デザインをXDのみで完結することにチャレンジし始めました。
初めてやってみると見えるのは、認識の違いや熟練度によっては足をひっぱるということ。
XDはPhotoshopやExcel、PowerPointのように制作ツールの1つだからこそ、やりたいことによって選択できることを心に留めておきたいです。
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まとめ
社内の事例を作ったことで、「XD使ってみたいけど、どうすればいい?」「この使い方教えて!」と声をかけられ、
今では「XD更新したから見ておいて!」という声を聞くことも多くなってきました。
良いものはきっかけがあれば、じわじわと広まっていくものであり、当人が「いいね!」と実感することが何よりも近道になると感じました。
この記事は、XDの便利な使い方などを書いていませんが、これからXDを使おうかと悩んでいる人の少しでも参考になれば嬉しいです。
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