出世するにはどうするの?#人生に効く昔話の処方箋
出世とかどーでもいいわと思っていた若かりし頃、学会で関西の重鎮先生と初めてお話し、テンション爆上げだった私の鼻先に、先生が突然顔を近付け、どすの効いた声で
「やりたい事をやりたいなら、偉くおなりなさい」と仰ったことがある。衝撃波が今も鼻先に残っている。
ドラマ「踊る大捜査線」でいかりや長介演じるワクさんが、織田裕二演じる青島刑事に「正しいことをやりたけりゃ,偉くなれ」って言ってたけど、同じだね。
イギリスの昔話「ジャックと豆の木」は、ジャックが雌牛と交換した豆を庭に蒔いたら空までつるが伸び、上まで登ったところ素晴らしいお宝を持つ大男がいたので、貧しい家のために3度も大男を出し抜いてお宝を地上に持ち帰るお話。
ジャックは、普段生活しているエリアから遠く離れた大男の住む異界に豆の木を登って登って足を踏み入れて、お宝をゲットしているんだよね。
さて、最近ジャックのように縦方向でも、「かしこいモリー」のように水平方向でも、日常生活エリアから遠〜く離れた異界に足を運んだことある?
叩き上げの上場社長さんとか、世界で活躍するデザイナーさんとか、凄腕のVキャピタリストさんとか、ベストセラー連発の作家さんとか、、話聞くとみんな、物凄い距離を移動して物理的に遠いところ、心理的に遠いところ、年代的に遠いところ、ジャンルの異なるところ、つまり異界に足を運びまくってるんだよね。常に越境してる。
そして、異界から、未知の、新しいお宝を持ち帰って来て、既存の物と組み合わせて新しい作品、サービス、アイデアを生み出し続けている。
昔話のお宝ゲットでめでたしの主人公たちも、異界に足を踏み入れて、日常生活の場には無い不思議なお宝を持ち帰り、家族を喜ばせたり、しあわせになったりする。こちら側の世界からあちら側の世界に越境し、行き来したりもする。
出世してる昔話の主人公たちや、現実世界のみなみなさまを見ていると
異世界に越境、がポイントみたいね。
私も昔話とIT界隈を行き来して、
メタバース桃太郎は、お腰につけた吉備団子とNFTだ〜って言って遊んでいるけど、もう少し遠い異界に足を運ぶ頃合いかもね、出世するには。
というわけで、
一緒に裏庭に、豆まこう〜!
そして、異界にビューン。
ただしいことを、やりたいことを
たのしいことをやるために
みんなで出世しよ!
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