おバカな死に方知るだけで #人生に効く昔話の処方箋
人気のメルボルン鉄道の安全啓発キャンペーンYouTube動画。
かわいいキャラクターが、瞬間接着剤を食べたり、ハチの巣をつついたりしてひたすら「おバカな死に方」をするアニメだ。
最後には、プラットフォームの端っこに立ったり、線路に入ったり、踏切をむりやり渡ったりした「おバカな死に方」がまとめて出てくる。
我が家の中高生たちにも友達を経由して
回ってきたけれど
世界中で話題になり、鉄道事故件数が減ったことでも有名。
昔話にもおバカな死に方やおバカな事をする話はいくつもある。
例えば「どうもとこうも」。
剣の達人であるどうも、とこうもの二人が
「順に相手の首を切り落し、すばやく胴体にくっつけられた方が勝ち」という勝負をおこない、2人とも成功。
勝負がつかないので、同時に互いを斬り合ったら首を拾ってくれる人がおらず、顔を見合わせて「どうもこうもならん」と言って死んじゃった
というお話。
実際に語りで聴くと、くだらなすぎて本当に面白いから一度聴いてほしい。
おバカなこと、って他人がやってるとおバカだって簡単にわかるけど、自分じゃ気付かないことも多い。
SNSのない時代、口伝えの昔話の
おバカな死に方やおバカなエピソードに
救われた命もあっただろう。
昔話には
知ってると意外なところで
命拾いする知恵が詰まっている。
子どもも大人も
おバカなことを
お話の中で知り疑似体験することで
本当の心と体は現実世界を生き延びてきたし
これからも生き延びてゆくんだろうね。
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