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小さな部屋から

我が家は、1棟のマンションの中で、一番小さな1軒です。

(おしゃれではないのでアトリエと呼びたくないのですが)

作業をしているアトリエは、この自宅の4畳ないくらいの小さな部屋です。

北向きの部屋で、冬はとても寒いのですが、柔らかな午前中の光りは、穏やかで好きなところです。

70cm角の机と電気窯が並び、作品の乾燥やストックの為の棚で、とても手狭です。

窯の前に置いているストックの為の棚は、家事になる恐れがあるので、窯に火を入れる度に、移動しています。

ふらふらっとして、手をついたところが、棚の乾燥中の作品ということもあります。

この小さな部屋で、ラジオをつけ土を触っていると、時間はあっと言う間です。

幼い頃からちょっと怖いくらいの集中力なので、尚更なのかもしれません。

朝9時すぎに作業をスタートして、はっと気付くと夕方です。

慌ててお昼ごはんを食べてまた作業に入り、また気付くと夜中12時を回っています。

小さな部屋でギュウッと凝縮された時間を過ごしてる感じです。

ギュウギュウの小さな部屋は、実は自分の制作にあった広さなのかもしれません。

そう思い、狭くって!とイライラすることもなくなりました。

これからも、アトリエや窯の問題もあり、大きな作品は作れません。

次にあなたが手に取るとき、

小さな作品から、小さな部屋の薄明かりの中、背中を丸くして作っている様子も感じて頂けると、とても嬉しいです。


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