見出し画像

【レポート】ワンインチパンチの撃ち方


イントロ

・先んじて同伴の御依頼を頂きワンインチパンチの講習会に参加してきました。
・本記事はNOTEの記事の繋ぎ、又移動費など諸費用を経費に落とし込みたいという欲、そして折角習得したモノなので御愛読頂いている皆様に私の体験を伝搬・共有したいという考えから作成しました。
先の対テロ訓練のレポートと同じく記事としては無料部分で完結しており有料部分はおひねり・事業応援して下さる皆様の為に設置させて頂きます。
宜しくお願い致します。

以下、レポート

御一読前に

・本無料記事に記するのは所謂【エキシビション用のワンインチパンチ】です。武術等に観られる「寸勁」とはおそらく原理を異にしたものであると思われますので格闘技者の皆様は御留意頂ければとおもいます。
・練習方法を併記しますが実施の際のケガには十分注意の上行ってください。当ミナカタ機構は独習の際のケガやトラブル等一切の責任を負いかねます。御注意下さい。

ワンインチパンチの撃ち方

・理論

1.私が講習会にて習得したワンインチパンチの技術とは要するに【後足で前方向に蹴っ張った力と自身の体重を拳を通じて相手に瞬間的に押し付ける事】
2.上記の通り前拳を出して後足で蹴張ることで拳=腕の伸縮無しで相手に対して衝撃を与える事が可能となる。

・構え

1.構えは正面を切って相対するよりはやや半身になった方が良い。膝はややまげてリラックスさせる。左右の足は開きすぎず閉じすぎず(床を蹴張るのにちょうど良い)、背筋は伸ばすがそっくり返らない。
2.前拳は相手に対して全面が垂直に並ぶように(親指や小指が出ない)する。縦に構えたほうが衝撃が逃げにくい(らしい)。肘の角度は120度くらい。肩は力まず落とす。

・打撃

1.まず前拳を開いて打点に対して3㎝≒1インチの空間座標に置く。
打点は相手の胸の間辺りが相手を一番吹っ飛ばし易い。打点が高すぎると相手はのけぞり下すぎると重心≒丹田に近いので飛ばず、又相手にダメージが強くなりすぎいずれにしろエキシビションにならない。
2.置いた前拳を中心に=打点から動かさず体の方を動かして体勢を整える。
3.後足を蹴張り前拳を打点に当たる直前に握る。この時前腕を上下・前後・伸縮させると威力が下がったり躱されたりするので右腕は極力動かさない(自然に少し伸びるのはOKです)。
4.上手く当たると相手が吹っ飛ぶ。

・練習方法(独習)

1.壁当て(1)
前拳を握り垂直な壁に押し当てた状態で後足で床を蹴張ります。重ねますが全体的にゆっくり行います。打点は自分の胸の中間くらいに設定します。拳に蹴張った力と体重が乗る感覚が重要です。上手くいかないときは体勢や距離・姿勢などを変更し試してみましょう。
2.壁当て(2)
前拳を作らず指を伸ばした状態で構えます後足を蹴張るタイミングで拳を握り打点に押し付けます。後は壁当て(1)と同じ要領です。
3.座布団当て
座布団やウレタン、板、段ボール、ミットなど何でも良いので「ある程度衝撃吸収性がある板状のモノ」を用意します。
用意した板状のモノを前拳を作らず指を伸ばした状態で落ちないように指先でホールドします。
板状のモノに壁当て(1)、(2)の要領でワンインチパンチを撃ち込みます。
板状のモノが落ちないで当り、ちゃんと体重と蹴張った脚力が伝わっていれば成功です。

以上、御参考にしていただければ幸いです。

以下有料記事→鮮度落ちにより無料にしました。

ー--------------------------------

御購入頂きありがとうございます。
先の対テロ訓練レポートと同じく、お礼に代えて、本稿でも上の無料記事では省略した事項を書いていきます。
但し今回は噓はつかない。要領や練習方法は無料部分に書いてある事でほぼ完結しております。

ここから記するのは私が先生に質問しまくって聞き出した【ワンインチパンチの効果を最大化する方法】です。

ご査収ください。

・有料記事(1)

後足を蹴張った瞬間に前足を【抜く】≒地面からほんの少し浮かす。
こうする事で相手に乗っかる体重が増加する(瞬間的に相手に寄りかかる形になる)=相手にかかる力が増す。
勿論足を挙げようとして体(胴体)がのけぞってはいけない。体勢を保ち【前足だけを抜く】。
浮かせた足はパンチが相手に当たった後に地面にすぐ戻す。剣道等で言う「踏み込み」に似た形になる。

・有料記事(2)

有料記事(1)の要領を活かして後足で予め蹴張りつつ前足で止めておく体勢を作っておく。デコピンやスリングショットなどと同じ要領。要するに「タメ動作」。
この状態で不意に前足を抜くと後足の蹴張りが発生し相手に体重と蹴張りで生じた移動エネルギーが直撃する。
相手と位置を固定した状態で行う前提であればこの要領が一番衝撃が最大化する=相手を吹っ飛ばしやすい。

以上、御参考にしていただければ幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?