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カードキャプターの話をしよう

2020/1/9の虚行通信です。書くことない。

・カードキャプターさくら

子供の頃BSの再放送で何となくぼんやり見ていたカードキャプターさくらをしっかり見直すことにしました。

今見返すと低年齢層向けの作品とは思えないほどの完成度に驚きます。

プリキュアだったり仮面ライダーだったり、というのはどうしても子供向けの分かりやすいギャグシーンみたいなものを挟んでくるので、

見ているとあくまで子供向けの作品なんだなという事を感じてしまうことがよくあるのですが、さくらは普通のアニメと同じ感覚で見ることができます。

コミカルなシーンもコメディリリーフ的なキャラがこなしてくれたり、掛け合いのような形のものが多いので、感覚的にはバトル漫画のギャグシーンに近く感じて見やすいです。

本筋であるカード集めも、しっかりと伏線が張られて続きが気になる展開なのでストーリーに引き込まれてゆきます。

原作は安心と信頼のCLAMP製なので、そこらへんは物語としての面白みが感じられる造りになっていて非常に面白いです。


さらにさくらを語るときに欠かせないのは、現代よりも進んだジェンダー感覚についてでしょう。

カードキャプターさくらの世界では、同性愛や年の差の恋愛など様々な愛の形が提示されます。

主人公のさくらの親友である知世ちゃんはさくらに恋愛感情を持っていますし、カード集めのライバルである小狼くんはさくらの思い人である雪兎の事が好きです。

さくらのお父さんとお母さんは高校の教師と学生という立場で結婚していますし、多様性を描いた作品といえるでしょう。

そして一番大事なのが、これらの様々な価値観がカードキャプターさくらの世界では否定されることなく素直に当たり前のものとして受け入れられているという事です。

小狼が雪兎の事を好きだとさくらが気づいた時も「男同士なのに」的なセリフや描写は存在せず、純粋に恋のライバルとして受け入れられています。

CLAMPはこういった様々な愛の形を否定せず作品の中で描くことで、さくらに触れた子供たちに偏見を持たないでほしいという思いを込めたのでしょう。

現代であっても解決されていない問題ですが、子供の時からこの作品に触れることで何か変わることもあるのではないでしょうか(雰囲気で書いてるので知らないけど)

そんなわけで、カードキャプターさくらは現代に生きる我々だからこそもう一度触れる必要のある作品なのかもしれませんね。


ちなみに私は知世ちゃんが大好きです。可愛すぎ。

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めっちゃ可愛くない?

とまあそんなわけで皆さんもカードキャプターさくら読むなり見るなりしてみてはいかがでしょうか。




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