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【第1回アートとコピー】無表情な表紙

広告業界を超えて活躍する
最強のコンビを、ここから。

2020年、アートとコピーが開講されると知ったときから、
ずっとこのコピーに惹かれていました。
当時、一期生で応募しようか迷っていたのです。
でもこのとき私は、10年過ごした東京から地元の福岡に戻ることと、
営業からクリエイティブ職へのキャリアチェンジが決まっていました。
加えて、コピーライター養成講座の上級コースに申し込んでいたこともあり、
「新しい仕事に慣れない中で欲張ると、全部が中途半端になるんじゃないか…」
そう考え悩んだ末、一期生での応募を見送ったのです。

あれから1年と少し。
今、私はアートとコピーの2期生としてこの記事を書いています。
SNSに溢れる一期生の情熱、回を重ねるごとに熱を帯びていく空気、
広告賞での活躍、二人で進化していく姿。
とにかくすべてに刺激を受け続け、すべてが羨ましかった。
やっぱり私もその場所に行きたい。もっと自分の世界を広げたい。出会いたい。
そう願い続け、ようやく私もスタート地点に立つことができました。

第1回目の振り返り

SNSを頻繁に更新するタイプではないのですが、
この講座で感じたことや気付きは鮮度そのままに残しておきたくて、
数ヶ月ぶりにnoteを開いています。

さっそく、第1回目の振り返りから。(前段が長くてすみません…)
noteには講座の感動メモに書いていないことを綴っていきたいと思います。

ドキドキしながら迎えた、アートとコピー第一回目の講義は、
「仕事が集まるポートフォリオ」のお話。
いきなり同期たちの凄さと自分に対する悔しさを感じる回となりました…。

講義の中の阿部さんの言葉で、強烈に心に残っているフレーズがあります。

「こんなもんでしょ、と思った瞬間に失われる輝きがある」

心臓がドクンと鳴りました。
なぜならその失われた輝きに、心当たりがあったからです。

ポートフォリオを作成するにあたり、「ちゃんと自己紹介ができているか、
出会う準備ができているかを見る」という阿部さんのメッセージを
解釈したつもりでいました。
この講座を受けたい気持ちは200%ある。
だから一番は想いの強さを伝えよう。次に自分自身のこと。
そして、これまで書いてきたコピーも。
そんな風に少しずつ形にしていき、伝えたいことを自分なりに目一杯綴って
提出したのですが、実はずっと胸に引っかかっていたことがありました。
それは「表紙」です。

表紙はポートフォリオの顔

正直、私は表紙に時間をかけることができませんでした。
「表紙からインパクトを出して掴みに行った方がいいんじゃないか?」
その思いはあったのに、最後の最後で諦めてしまった。
表紙の大切さを「こんなもんでしょ」と無視してしまったのです。
これが、私のポートフォリオの「失われた輝き」でした。

同期のポートフォリオを見ると、表紙から自分を表現できている方がたくさんいて、余計悔やむことに…。
そもそも表紙は、ポートフォリオの顔になる部分。
表情豊かだと印象に残るし、その先にある性格(内容)にも興味を持ってもらえる。
だからこそ時間をかけて考えるべきでした。
無表情な表紙からは、きっと何も伝わらない。

阿部さんのフィードバックのコメントにも「表紙がもったいない」と書かれていました。私自身、心残りだったことをズバリ言い当てられてしまい猛省。。。

最初から最後まで自分と向き合って細部までこだわった人は、表紙からピカピカに輝いています。
ポートフォリオは自分の企画書であること、相手とコミュニケーションを取るためのものであることを痛いほど実感しました。

そして「こんなもんでしょ」と思う瞬間は、日常の中でも、普段の仕事でもあったんじゃないかなと思います。無意識のうちに小さな諦めを繰り返して、大きな輝きを失ってきたのかもしれません。

この講座では、ほんの僅かな諦めがコンビを組む相方の輝きまでも奪ってしまう。
最高の作品を作るために大切なのは、ふたりが納得できるまで粘り抜くこと。力を合わせて想いを込めて、伝わるメッセージとして届けること。
そのために、それぞれが放つ光を捕まえて、守って、形にしていく努力をしていきたいと強く思いました。

もうひとつの心残り

ポートフォリオのことで、もうひとつ心残りがあります。(心残りばっかりやん!というツッコミはなしでw)
私はみんなのポートフォリオを読んで「もっと自分をさらけ出せばよかった」と思いました。
これは自分自身のことを語り尽くすという意味ではなく、自分の弱さや不安、悩み、正直な本音の一部が見えるだけで、その人の人間性がより伝わるし共感できる。実際、ありのままの素直な言葉を綴っていた方に私は温かみを感じたし、とても惹かれました。
どうしても自分をよく見せようとしてしまうけど、そうじゃない言葉の中にこそ深い共感がある。とても大きな学びでした。

最後に

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
これからの8ヶ月間、本気で取り組んで、その先にある新しい景色を見に行きたいと思います。ひとりではなくふたりで。2期生の仲間全員で。
阿部さんがフィードバックの最後に、「読後感がとてもよかったです」と書いてくださっていました。
反省ばかりのポートフォリオだったけど、一つでも伝わるものがあってよかったです。コピー生に選んで頂いたことに感謝して、阿部さんが誇りに思える2期生になれるように頑張っていきたいです!



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