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地元にお店が存続するということ

昨日、いわき湯本は【金比羅神社例大祭】でした。
昨年は露店が無し、今年も少し縮小しての開催ではありましたが、祝日ということもあり多くの参拝客が湯本に訪れました。

「ここ、スムージーやさんだよね」「あ、チアフルカフェだ~」「ドライフルーツ美味しいんだよね」「クレープ食べたーい!!」という声も聞こえてきて、少しずつ地元に定着してきているということを感じたり、普段は車で通りかかっていても、なかなか立ち寄る勇気がないなんて方も、足を運んでくださったりで、とても嬉しかったです。

我が家では昔から店の前で、青果やお菓子などを参拝祈念にと特価で販売していました。母は1年に1度、この日のために、お店の野菜や果物を使って漬物やジャムなどを加工し販売。毎年多くのリピーターの方が母の商品目当てで来店するなど、とても人気がありました。
数十年も前から食品ロスに取り組んでいたのですね。

母の周りはいつも人が集まって来ていました

母が亡くなってからは、想い出すのが寂しくて嫌なのか、父が出店を嫌がったため静かにしていましたが、私が店を手伝うタイミングで復活させました。

甘酒やお汁粉、その他にも熱燗やホットワインなどのアルコールも出すので、店の前はちょっとした酒場になります。父や私達兄弟の仲間も集まり、まるで同窓会。そんな雰囲気も私はとても好きです。

生前の父と父の友人たち

同級生や恩師が「ここに来れば美奈ちゃんに会えるかと思って~」と顔を出してくれたり、1年に1度、ここで再会する縁。ずっとこの地に変わらぬお店があり続けることの良さってこういうことなんだなと。

そうそう、連日、いわきFCの選手の皆さんも新年の挨拶に来てくれます。中には故郷に帰省した際のお土産を持ってきてくれたり、近況を報告してくれる選手も。
私にとってはみんな息子のような存在です。

昨日は仙台のNPOスタッフや教え子ちゃんも手伝いに来てくれたので、お互いを紹介しあったりして、また縁が繋がりました。

この場所を通じての古くからの繋がりや新しい繋がり、それらが融合して、町の人たちの笑顔に繋がるようなお手伝いをしていけたらいいなと思います。

ところで、今日は11日は、年に数日の吉日で「天赦 」。
一粒の籾が一万倍にも実るような吉日「一粒万倍日 」。
さらに十干十二支60日の最初の日「甲子」で物事を始めるのにも佳い日だそうですよ。

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