Photo by karanobu 詩「そうだねえ 冬」 5 ミナベシオリ 2024年1月6日 09:07 滅びたのは ぼく丁寧に編み込まれた布片のこされたものそこらじゅうの窓辺ではだらしなく煙る水滴がワイパーによって薙ぎ払われていくぼくのTシャツみたいだ擬音が入る余地もなくきみの乳房を吸わせてほしい指先から指先まででぼくらが歩いた日々をはかる割れそうな爪が朝を呼ぶ泣きそうなきみに生を還すが毎朝起きれば大海がまばたきの旅に花を添えたそうだねえ 冬心凍りつく 別れであった ダウンロード copy 5 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート