見出し画像

韓国・済州特別自治道視察

令和6年11月20日から22日までの2泊3日の日程で、韓国の済州島を訪問し、済州特別自治道議会の議員のみなさまと情報交換をさせていただきました。

済州島は中国、韓国、日本などにおいて地政学上重要な場所に位置している火山島で、世界自然遺産でもある韓国で最高峰の漢拏山(ハルラサン)を中心として自然豊かな街並みが形成されています。韓国では一番暖かい場所で、日本の高知県や福岡県と同緯度です。特産品はみかん、鮑やサザエなどの貝類が有名で、多くの海女さんの活躍が島の経済を支えています。また、済州島の海女さん文化は国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産にも登録されています。

海女さん文化があるのは日本と韓国だけのようです

特別自治道として、独創的な政策を多く実行しており、女性議員を増やす取り組みとして、女性候補者に対して選挙の得票率に30%の加算ポイントを設けることでジェンダー平等社会を目指しています。みんなでつくる党は、選挙制度改革において、ネット投票推進やドメイン投票制度の導入、議員における世代間および性別のクオータ制導入の議論を行っておりますが、女性議員を増やすためにここまで踏み込んだ政策を実践する済州島に見習い、日本でも特別自治区から選挙制度改革が行えるような法改正の検討や実験的取り組みが進められないか検討していきたいです。

また、空港からタクシーに乗るときにまず驚いたのが電気自動車(EV)の普及率です。本土よりも圧倒的な台数のEVが街を走っています。「カーボンフリーアイランド(CFI)」プロジェクトとして、2030年までに電気自動車と再生エネルギーを100%にする計画を推進し、EVへの補助金に力を入れて、自然豊かな観光資源を守る政策実現を目指しています。日本政府は「2035年までに新車販売で電気自動車を100%実現する方針」を示していますが、普及しない理由は充電インフラの不足や、充電に時間がかかること、何よりもガソリン車と比べて購入価格が高いことにあります。みんなでつくる党でも、環境負荷が低く、日本の地形に合った再生エネルギーの活用について議論を深めて参ります。

ビザなし入国制度の導入や日本との直行便の本数を増やすなど、観光産業の発展に力を入れています。成田空港からは2時間50分、関西空港からは2時間で向かうことができ、私の航空券は43,610円でした。
(航空券は後援会から、その他の支出は私費で処理を予定しています)

済州特別自治道庁

最後に、済州特別自治道の視察を計画し、私たちを温かく迎えてくださった皆さまに、心より感謝申し上げます。国家間で政治的立場が異なることがあっても、平和への願いを胸に、お互いの文化や価値観を尊重し合い、共により良い未来に向けて手を取り合えると、私たちは信じております。引き続き、韓国および済州島の皆さまと平和と友好の関係を一層深めていくことを楽しみにしております。

AIメイヤー氏作成の視察報告書を添付いたします。