誰かの生きるきっかけになりたかった話

はじめまして。
mimy*という名前でふわふわのお耳クリップを販売している七瀬ゆゆです。

この活動をはじめたのは2012年の11月に開催されたデザインフェスタ。当時はまだ大学生でした。
本当は1回きり、学生時代の最後の思い出にするつもりでした。その時にはすでに就職先が決まっていて、シフト制だったので土日に開催するデザインフェスタに継続的に出展するのは難しいと思ったから。

自分たち(結成当時は二人で活動していた)の活動に特段需要があるとも思っていなかったし、クリエイターとして活動するなんてその時は思いつきもしなかった。

転職して時間ができて、友達に「デザフェス出るんだけど何か出さない?」といわれて、久しぶりにお耳作ってみるか。と思ったのが活動再開のきっかけ。

なんで急にnoteを始めたかというと、ありがたいことに私の活動を知ってくださる方が増えるにつれて「なんでこの活動をはじめたの?」と言われることがすごく増えたからです。
複数の方から、自分の媒体で使わせてほしいと声をかけていただき何度か答えたことはあったのですが、悲しきかなそれが世に出たことがなく・・自分で書いてみるか~~となりました。あと自分の思ったことを文章にするのがすごくへたくそなので練習しようと思って・・しばしお付き合いください。

デザインフェスタに出展したきっかけ
デザインフェスタというイベントに出会ったのは大学2年生くらいのときでした。
友人が出展しているのがきっかけで行ってみたところ、見たことない世界が広がっていて、今まで持っていた自分の中の価値観が崩れていくのを感じました。

今まで見たことがなかったような表現をする人たちがたくさんいて、自分の中の普通ってほかの人にとっては普通じゃないんだということに気付きました。いろんな出展者さんとお話ししていくうちに自分の中の価値観が変わっていく気がして、帰ってからもずっと興奮していたのを覚えています。(確か熱がでてその日のバイトを休んだ)

そこで私は「悔しい」と思いました。
出展しているみなさんは表現する側の人間で、私は考え方や生き方が変わるくらい影響を受けているのに、わたしはずっと消費する側なの?ということを考え始めました。(出展していない人は消費する側の人間なんだな、と他者に思ったことはありません。)

当時は表現する側にすごく憧れがあり、「そっち側」になりたくて、友人と「デザフェスでてみる?」と言って出展することになったのが最初のきっかけ。

お耳にしたのは絶対に耳を作る!!と決めていたわけではなく、耳付けてる子可愛いよね~くらいの気持ちで作り始めました。ここには特別な意志があったわけではないので、後々今の活動と続けている理由に紐づくとは思っていなかったから当時の私のこと褒めたい。あとその時一緒に出展した友達がその子じゃなかったら今はないと思う。

誰かのきっかけになりたかった
突然ですが、私はメイドカフェやアイドルが好きです。
なんでメイドカフェにはまったのかはまた追々記事にしますが、メイドカフェやアイドルの皆さんにはすごく元気をもらっていて、今日はご帰宅するから仕事頑張る!とか、アイドルのこの曲を聴くとまた頑張って生きよう!と思える。
私がデザフェスで価値観が変わったり、アイドルに生きる希望をもらっているように、私も誰かのきっかけになりたかったし影響を与える人になりたかった。

でもね~~25歳を過ぎたころから薄々気づき始めちゃったんです。自分はそんな特別な人間じゃないことに。
じゃあどうしようね、と思い始めたのと同じくらいの時期、メイドさんがお耳をつけてくれる機会がすごく増えました。
メイドさんにプレゼントしたいといってお耳を買いに来てくれる方、お耳をつけているメイドさんを見てメイドカフェに行ってみた方、私の活動がきっかけで初めてメイドカフェに行ってみた方、、
お耳がきっかけで仲良くなっている方や話しのきっかけになっている方をみて、自分の活動って誰かのきっかけや繋がりになるのでは?ということに気付きました。(これを読んでくれているあなたも私の気づきのきっかけですよ。ありがとう。)

自分自身ができないのであれば、私が尊敬しているアイドルさんやメイドさんのために何かしてみたい。と思い、今に至ります。
私がメイド喫茶とコラボさせていただくのは少しでも自分きっかけでそのお店を知ってくれる人が増えたらいいなという想いからだし、デザフェスに出続けていたのは私がきっかけでデザフェスに来る人が増えたらいいなと思ったから。

今でもアイドルのライブとか見ていてすごく悔しい気持ちになることがあるし(同じフィールドで物事考えているのがそもそもお門違いなのはわかってる。こんなに幸せな気持ちにしてくれるのに、わたしは返せてるかな、、という気持ちが近い)活動をしていてもこれって喜んでくれるかな。と思うことはすごくある。

お陰様でイベントにもたくさん人が来てくれて、お耳付けるとお給仕頑張れるんですとか、プレゼントしたら距離が縮まりましたとか、デザフェス常連になりましたとか、そういう声を聞くとやっていてよかったなという気持ちになります。私のこと知ってくれている皆さんにとっても感謝しているのです。

これからも自分の作品を好きでいてくれる人のこと絶対に裏切りたくないし、少しでも誰かの支えやきっかけになってくれたらいいなあと思います。

ちなみにそれぞれみんなが特別な存在だというのはわかっているので、自分ってつまんない人間だなとか何もできないなと思ってるわけではない。なので、もっと自信持ちなよ!とか言われるとそれはそうじゃないんだけどな、、て思っちゃう。

なんかしんみりしちゃった、、けど単純にお耳作るのすっごく楽しいので続けられています!これからもよろしくお願いします。楽しい記事も書いていくね。


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