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親が躾けようとして苦労したところ、それこそが自分の本質

私自身は厳しいしつけを受けてきて

自己否定の激しい性格。

それがなぜなのか、

自分でちゃんと意識していなかった。

こんなもんだと諦めて。


でも、なんとなくは気づいていてだからこそわが子を育てるときに

言って聞かせてもダメなものは、この子には入らないんだなと

そのままでもいいんじゃないかと

いい意味であきらめていた気がする。

結果、わが子たちは「自由」です。たぶん。

それでも気づいていない縛りはあるかもしれないけど

多分、普通の日本人の中では、かなり自由。


自分が自由な分、

人にも自由を認めて付き合えている。

ただ、「こうあるべき」が強いまじめな友人や周りの人からは

「自分勝手」と思われる節はあるようですね。

それなりに苦労しているけど

そもそも思考が自由なので「しゃあないな」と手放している感じ。


なんて羨ましい。

育てたお母さんの顔が見たい(笑)

長女が小学生の頃、

私が怒ってもうたまらん!!となって

「勝手にしなさい!!!!」と言ったら

長女は妹に

「勝手にしていいって~」と言ったそうです。

妹が

「え?ちがうくない?」と思ったけど

「ねぇねぇ(姉)、すごい!」って思ったそう。(笑)


三つ子の魂百まで、は本当ですね。


私には子どもが三人いて

うちの長男はミニカーが好きで車が好きで

好きすぎて、いつもかじってた。

かじり跡が激しいミニカーがいくつも残ってる。

今、宅配車に乗ったり、大型免許持ってます。

(苦労して取りました)


長女は2歳の時に

ハサミで自分の前髪を切りました。

危ない!って𠮟ったら泣き出したけど

今美容師です。


次女は、長女に髪を結ってもらったり

かわいい服を着せられたりが大好きで

今、服飾専門学生です。


おもしろいな。

大学行かないの?とおばあちゃんに聞かれて

「行かないよ、勉強したいこと、ないもん」

と下の二人はきっぱりと言い切っていました。

そして、長女はすぐに美容室に就職して夜間の専門で資格取得。

次女は、小中高、まじめに勉強しているのを見たことがないけど、

現在、服飾専門学校で超まじめに勉強中。成績も良い。

勉強しなさい、宿題やったの?とか言ったことないなあ。


長女は面白い人で、

彼女のお客さんに学校の先輩後輩が多くて

彼女の経歴にみんな興味を持ってくれている感じ。

長女hinaは

あまりにも勝手なので出ていけ!と言ったら18で出ていった人。

16歳くらいの時も

私に「出ていけ!」と言わせて友達の家を転々としていました。


高3の時に、就職活動する!と

先生にも相談せずに自力で3社の内定を取り、

美容室に4年間勤めながら資格を取ったと思ったら

いきなりヘアメイクさんに弟子入りすると言って上京。

生活レベルが保てなくなり仕事を探して

飲食店のバイトの合間に

スタイリストとしての経験はほぼないのに美容室でパートで髪を切り、

(聞いたときは、えーーー!!大丈夫?)と言ったものです。

ヘアメイクの世界の裏事情で

踏まれたり蹴られたりしても忍耐!の世界に

全身蕁麻疹出ながらも黙って努力していましたが、

「あほらしくなって」関西に戻り、

戻ったと思ったらメイクの勉強のためにと、デパートのBAに就職。

就職してみたら、仕事はほとんど中国人客への販売で

「やりたいことじゃない」と半年で退職。

その後、美容師に戻り、

次は新幹線のパーサーとして就職。

一度、大きな会社に就職して「有給休暇」と「ボーナス」を

もらってみたかったそう。

それもやってみて、本人、満足して2年で引き止められても退職。

この就職難に、なんとなんと、自由に生きている。

小さいころから自由にしていたな。


行きたい!というと、行かないとどうにも収まらない。

いやだ!というと、絶対に嫌。

私はため息ついて付き合っていました。はいはい。。。


そうやって職を転々とすることに

眉をひそめる大人は一定周りにいたらしいです。

「何がしたいの?」と。

でも、彼女は就職していても

趣味で友達の髪の毛を切り続けていて

フリーの美容師に今は落ち着いている。

自由な人なので組織に所属してそこで自分を曲げていることに耐えられない。

そんな自分をよくわかっているから独立して

自分の世界を作っているから

インスタなんかでも新規のお客様は多いそうです。

ほかの仕事をしているときでも

遅く帰って来てから家族の髪を切ってくれたり

休みの日に友達の髪を切ったり

スキなんだなあ~、美容師は一生すると思う、と言っていました。

そして、夜な夜な趣味でしていたビーズのアクセサリーが

人にあげても余るくらいになったので販売を始めると

どんどん注文が来て

毎晩、作っては発送しているとか。

それも好きだから、全然しんどくないそうです。


本当にやりたいことしかやりたくない、という自分の感覚を

自分で抑圧することがない。

自分に対するウソがない。

人にはいろいろ思われてることもあるけど、しかたがないなと。

ほかの人にどう思われるかもわかってるけど

自分を否定することなく

考え方が違うのだから仕方ないな、と思えれば

楽だよなあ、といつも思うのです。


子どもが2歳くらいのころって

思い返せば

まだ言葉での意思の疎通が難しく

イヤだったら全身で「やだ~~~~~!!」ってなりますね。

まず、「いやいや」を覚える子が多い。


hinaの生きる力を思えば

2歳の頃の「いやいや」の主張の強さというのは

押さえつけなければ

その子の持っている強さに育つんだなと思います。


2歳くらいって

一番自分を出している時期ですものね。

面白がって見ていてあげられるとよいですね。

その頃の私は年子を抱えて髪振り乱していましたが。


危険なこととか、ある程度は教えないといけないことはあるけど

大人の都合とか

大人の「当たり前」で押さえつけない、

人目を気にして躾をしない。

これはすごく大事なことだと思います。


まずはその子をよく観察して

大人の困る部分こそが

「その子らしさ」ではないかと思って眺める。


子どものためだと信じて、私の父母がしてくれたようなことは

今大人になった誰にでもあったことだと思います。

それゆえに、心の奥底で

本音が言えない、

本当は嫌なのに笑っていいよって言ってしまう

なんでこんなこと我慢しないといけない?という本音すら自分で気づけずに

しかも、本当は自分も自由にしたいのに

自由にしている人を否定して怒りをため込んで

メンタルをやられてしまっている人ってすごく多いと思うのです。

辛いですよね。

私もそうだった。

夢見がちで、ぼ~っとしているのは良くない、

しっかりしなくては、

こんなことだから私はダメなんだ、と自分を責めてきました。

無意識に。


でも、ふと1年位前、オットが

「mimozaのいいところは

あぜ道を散歩しながら、鼻歌歌っていられるようなところ」と言ったのです。

衝撃でした!

そんな姿を見せた覚えはないのに、なぜ知ってる???


オットに出会う前の私は

そういう部分もひとり楽しんでいたのです。

父母のいないところで。

なんで知ってるんだろう?


でも、同時に、そっか。

にじみ出ているんだろうな、私自身から。

もう開放して認めよう。

私は、のほほんと鼻歌歌って

お花畑を歩いていたい人なんだって。


なんか、成功したい、とか、

名を上げたいとか、

全然お門違いな努力をしてきたものです。

周りから植え付けられた?価値観からの自分の成功でした。

本当の私の成功は

のほほんと幸せでいられること、なのに。遠回り。


2歳の頃の自分はどうだったのか。

そこに自分自身の本来の姿があります。

親が躾をしたくても苦労した、その部分こそが

あなたの本質です。

認めて幸せになっていいんだよね~。


書き出すと熱くなって、長くなりました。

お付き合い、ありがとうございました。




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