モンスター無糖レヴュー

モンスターエナジー アブソリュートリー・ゼロ
やる気というか覇気というかないのを感じて、正興奮剤として摂取しようと試みた。ゼロカロリーなのにきっと甘いなぜなのだろうという疑問をよそに開缶。ぷしゅり。そのまま飲み下す。一息分飲み下す最中、右手の小指の爪が目に付く、綺麗に伸びているなぁ。そんな一週間だったのだのだなぁと思う。この飲んだ感想をあとで先輩に送り付けようという発送に至ってここに至る。体というよりも胸のあたりにぽかぽかとした温かみを感じる。冷房のついた部屋で頭皮に汗を感じる。すこしハイになったような思考が駆け巡るような気持ちになる。昨日タカラ缶チューハイを開けたときにはこのように感じていなかったように思う。頭の鈍さと単純な眠気への執着に寄り添いベットへ横になるのが気持ち良かったようには思う。二口目に取り掛かる。カロリー表示に目をかけ、改めてゼロにビビる、ヒェ…… 缶の重さは約全体量の2/3なのを示している。また一息分飲む。からだがぼぅっと熱くなる。エナジードリンクの味、それもモンスター特有の味、そして強烈な甘み、を体内に入れつつ思考はカスミについて思いをめぐらしてしまう。胸の温かさが腕の方にまわり、室内の冷気がその汗を冷やす。また少しクールな思考になったような錯覚を覚える。歯磨きしなくちゃなぁ…… 缶を持ち上げると残りは大体1/3から1/4くらいだろうか。あと一口分。うちの隣人はコップに多分青汁を入れてそして何か他のもの、恐らくは牛乳、を入れそしてスプーンを鎮める。思う存分にカチャカチャとかき混ぜる。カチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャ…… 一分くらいの時もあるだろうが、それを超えて混ぜ続けることも多々ある。多分、無意識によるものだろうが、彼の生活音の中で随一のデシベル量を誇る行動である。気に触れることがたまにある。今が、そうらしい。カチャカチャカチャカチャカチャカチャ…… 音を顧みるに円を描いて混ぜていると僕は以前考察をした。円運動、たしかに混ざり具合が分かりやすく手でかき混ぜた時のチカラのかけやすさも、心地よさも理解できる。でもね、と。円を切るようにスプーンを横断させた時に発する渦の方が混ぜ具合の効率はいいのではないかと、そんなにカチャカチャとかき回す必要はないんじゃあないかと。────もちろん、彼のことを思えばそういうことじゃあないんだと、二年と半年一緒に暮らして分かってはいるのだけど。迷信深く論理的で、謙虚でエゴイスティックで、神経質で無神経な彼のことを。うん、満足した。ちょっと書き上げてみたかった。うどんにのせるとおいしい。もしかして?:かき揚げ 背中の方に、そしてすり合わせた足の方に熱がこもっている。思考はこの文章から離れ、今日読んだヒロアカの最新刊に飛空した。僕のコンプレックスが愚連隊の面々には投影されていた。正確には僕のコンプレックスに似たPTSDを、だが。トガちゃんも、トゥワイスも井口君もかわいい、そしてかっこいい。いつか負けるように作られているのは分かるけれど、だからこそ今の輝きが愛おしい。すべては僕の重い通りになる。そんな幼稚な考えのまま思考放棄をしてこの年まで生きてしまった。日本人特有の思考放棄、なげっぱなし。ワンナウツを読み返して、キリリとささった。勝負師的な、先手先手を打つような、思考を止めず体を止めず動かすことができたのはいつまでだったのだろう。昔は良かったと振り返るやつが嫌いだったのに、そんなやつに自分がなってしまった。3時間と少し前に朝に飲むような甘いフルーツジュースは飲んでいた。ミネラルと、水分と、そして怒涛のカロリー。僕は人生設計も課題も、それからカロリーも見過ごしがちだ。もう4000字くらいかいたつもりだったのにまだ1500文字しか書いてなかった。小一時間でかけたならまぁまぁだけれど、自分語りでこの程度しか書けないのだから、それ以外のものを書こうとするなら、なおさらに時間がかかってしまう、もう直せない時間のかけ方をしてしまった。これからだ。ここまで書いて、ワードを開いて、これだけ書けるのなら一晩に一缶頼るのも悪くないんじゃあないかと思いいたった。と同時に定期的に摂取した際に蓄積された興奮の値、つまりは含蓄されたカフェインや正興奮物質がだんだんと効き目を悪くし、癖になる、端的に言えば中毒になるという心配だ。うん。まぁコーヒーとかも同じだろうし、そも糖分にならもう僕はジャンキーだし。で、やっと最後の一口にとりりかかる右手の指をすべて缶に添え、ぐいっと。ぱぁっと糖分が染みるのが分かる。これがブドウ糖ではない、なにかしらの甘みのチカラなのか、また体が熱くなり、一息で飲める量だったはずなのに、少し残して置いた。書き続けて腰に負担がかかった。日付をあと二分で跨ぐ、急に書くことはなくなる。動きは止まる。効き目は切れる。目は確かに冴えている。だが多分、いくらでもこのまま寝れる体質である。お昼寝はいっぱいした。あ、日を跨いだ。実は、件のフルーツジュースの後に桃を食べていた。水菓子は夜に取るべきではないというのが母親が聞きかじった栄養学もとい体重管理の知識ではあるが、そのような理性を持って生きていれば、また違う人生になっていただろう。常に緊張の汗を書き、ストレスをその身にためながらもう少しだけマシな生活を送っていただろう。(くしゃみを二つ)まぁよくある夢物語だ。そろそろこの文章の終わりが見えてきた。缶を持ち上げ、一口に満たないされどもしっかりと味わうじっとりとした甘み、そしてエナジードリンク味。まず量が多いすよねモンスターは、コストコで働いていたときに、(11時までの業務だったので)レッドブルを二回に一回ほど飲んでいたけれどまだ飲める大きさだったように思う。なんか全部飲み切るには多い。全量355mlだって書いてある小さなペットボトル飲料より全然でかい。男の子がカツの入った弁当食べるような印象を受ける。でかい。やっぱがぶがぶ飲んでるやつヤバい。正興奮剤として体に取り入れた目的は部屋の片付けをすることにあったのだけど、エアコンの駆動音すら気に障るほど知覚が鋭敏にそして、考えが朦朧としてきたように感じる。……いつも利用しているチャットサイトに今夜は動きがないようだ。社会人はお盆前の一つのピークを迎えているのかな。うん、大体書きたい欲求が収まってきた。今晩は桃を食べた皿を片付け、干したまま広げっぱなしの衣服の折り畳みから始めようか。というわけで、モンスターエナジー/アブソリュートリー・ゼロを飲んだ感想でした。大体エッセイくらいの分量のものが書けたはず。歯を磨いて寝ます。

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