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帰化を渋っていた私が、23歳の今決断した理由

保育園から日本で育ち、人生のほとんど、20年以上を日本で暮らしている。23歳になった今、帰化しようと決断した。

帰化することを決め、さっそくネットで帰化のやり方を調べてみたが、情報が全くと言っていいほどない。
(海外に行ったことがある人はわかるだろうが、ビザ申請の情報がネットにあまりないようなイメージだ。)

(これまで、何十年の前から帰化をした外国人はたくさんいるはずなのに、情報が全くないということは、誰も記事を書こうと思ったことは無いということなのだろうか?)

なので、これから帰化申請するであろう在日の方のために、私が経験していることを書き記していこうと思う。また、日本人の人にも、帰化をする手続の方法を知ってもらうことで、日本の法律を知り、投票権を有効活用してもらいたい。

まず、私が帰化をこれまで渋っていた理由は、「中国人のパスポートを持ってることで、日本人にはない得することが何かあるんじゃないのか?」という漠然とした所からだった。

例えば、

・成長の早い中国は、いつかアメリカのように強い国になるから、より良い恩恵が受けられる!
・日本人が行けないような国でも、中国人だったら行ける国々があることで、人と差別化できる!
・中国で、外国人が働くにはビザの手続きがいるけど、自分はいらない!
・北朝鮮にビザなしで、1日入れる!(他国は10万円以上のツアーからしか入れない)
・北朝鮮の株が買える!
・日本にも、中国にも帰れて、受け入れてくれる国が2つある!
・日本でも中国でも仕事ができる!

などの理由だ。ほとんどが、在日であることによって、人と差別化できるという点ですね。
日本人にとっては私みたいに中国にも帰れる場所がないし、中国人にとっては、日本育ちの中国人て珍しいし。

というか、そもそもの話、自分が在日ってことを知らなかったのよね。ニュースでは何となく在日韓国人に対するヘイト!というワードは聞いたこと少しあったくらいで、大きくなってまさか自分も在日なの!?って、知ったときは驚いた(笑)

そして今回、帰化をしようと決めたのは、簡単に言うと将来の夢、進む道が決まってきたから。

その中でも1番の理由となった、最近の”気づき”を書く。これがこの記事で一番読んでほしいところ。帰化を視野に入れている在日は気を付けたほうがいいこと。

私がもっと早く知っていれば、と思っていること。

今、日本の永住権を持っていて、日本で育っているから、何も制限がなく仕事ができ、海外に行っても永住カードで問題なく日本に帰ってくることができる。

そして、日本に帰化するには、申請時に、継続して5年間日本にいるということが条件の一つに入っている。

つまり、過去に3ヶ月以上海外にいると、帰化が難しくなってしまうのだ。

これを知っていると知っていないのでは、人生計画が大きく変わってくる。

海外、プライベートや仕事で行くことになれば、日本に帰国後、また5年間継続して住むという項目を満たさないといけないのである。

私の場合、保育園から大学まで日本で育ったとしても、長期留学に行ったのがネックとなっているのだ。

そんな情報を知る由もなく海外生活をエンジョイしていたのだ。

すると選択肢は3つに絞られて、

1つ目は、日本にこれから5年以上滞在するということ。

2つ目は、永住権をなくさないために、定期的に日本に帰ってくること。

3つ目は、中国人として海外移住をし、中国人として過ごす事。

そうなると答えは絞られてくる。
だって、在日は日本で育ってるし、日本語が分かるから仕事ができるし。
もし日本に変えることが、精神的か、肉体的に厳しくなると、永住権がなくなってしまう。なくなった場合、中国で仕事をするか、中国人としてビザを取って海外で仕事をするか。

しかも日本にまた来るときも、ビザが必要になる。それは仕事をしてないと難しい。日本で仕事もできなくなる。

海外で何かあったときに、中国大使館を頼ることになるが、十分な中国語が分からない。

このようなことを考えていると、日本で育ってきた人には厳しいのではないだろうか。

それが、国籍トリックなのだ。

つまり、日本国籍を取ることで、自分がこれからのキャリアの中で生きやすいと感じた。

でも今の状態では手続きは全く進んでおらず、毎朝毎晩、不安に襲われるばかりだ。

日本の国籍を生まれたときから持っている人を羨ましくなるほど、地道な手続きである。約2年かかる予定だから。

書類を進めているうちに、中国から取り寄せなければいけない書類があって、一体中国語やどうやって書類を取ったらどうすればいいかわからず、進行していない状態だ。

中国の役場のような、公証処というとこから証明書を取らなければならないが、自分が中国に行かなければならないのかなど、行政書士や、日本の法務局の国籍課の人に聞いても分からなかった。

ネットにも情報がなく進まなすぎるのでその不安から相当ストレスになっている。

ここから長くなっていたので、次の記事に分けて書こうと思う。

今帰化申請の手続きを始めたばかりなので、コメントも大歓迎だ。


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