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ユニコーンに救われた⑥

ユニコーンはいつの間にか、僕が社会人になって間もなく解散してしまった。

しかし、ボクのユニコーンへの思い入れはこの後、ますます強くなっていった。

というのも、解散後、発売された、ドキュメンタリーMOVIE 6,7 THE VERY RUST OF UNICORN VIDEO Vol.1&2を観て、ユニコーンのそれまでの歴史をより詳しく知ることができたからだ。

しかし、事実として、ユニコーンは解散してしまった。

本当に何度も何度もそれまでのユニコーンのライブビデオやドキュメンタリービデオなどを観て、名残を惜しんだ。

そして、ユニコーンの音楽を聴き、ビデオを観ることで、僕は日々の仕事や人間関係の煩わしいことから逃れることが出来た。

そう。ユニコーンに救われていた。

解散する前にもっともっとユニコーンを追えていたらとも思ったが、しかし、解散して、余計その価値がわかってきたとも言える。

そして、邦楽で一番聴く曲は、もはやユニコーンになっていた。

他の音楽も結構聴いたが、断然ユニコーンだった。

また、メンバーのソロや新しいグループの活動も当然追いかけた。

民生さんはさすが、民生さんだと思った。

アベさんの曲もよかった。

EBIさんのソロはEBIさんらしかった。

手島さんのバンドも手島さんらしかった。

川西さんのバンドはカッコよかった。

しかし、ユニコーンの喪失感は確かにあった。

その頃、好きだったユニコーンのアルバムはやはり最後の『スプリングマン』だった。

と同時に、アルバム『ヒゲとボイン』の良さもわかりはじめてきた。

「家」はギターで弾き語るのには絶好の曲だった。

相変わらずボクは『ベリーベストオブユニコーン』ばかり聴いて聴いて聴きまくっていた。

つづく


読んでいただきましてありがとうございました。また、次回お会いできたらうれしいです。

#ユニコーン #スプリングマン #ヒゲとボイン #奥田民生 #阿部義晴 #川西幸一 #EBI #手島いさむ


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