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アナログレコードのある生活④
こうして僕はだいたい月に一度、師匠の前座のような形で、DJをさせていただくようになった。
レコードは自前のレコードを持っていくので、自然とレコードは増えていった。
けれども毎月そんなに買えるものではないので、毎月数枚のレコードが増えてゆき、僕もまだまだ知らない音楽の世界を勉強していった。
やはり、自分が回す場所によって、客層も違うし、お客さんの好みも違うので、いつも同じ曲ばかりでもいけない。
でも、自分のパターンみたいなものも一応作っておく必要もある。
例えばビギニング・オブ・ジ・エンドの「Funky Nassau」の7インチシングルを2枚使って、PART1からPART2、あるいは逆につなぐパターン。
これは師匠から教わったパターンだけど、よくやっていれば自分のものになってしまう。
盛り上がるので僕は好きなパターンだ。
このように多少のテクニックでもやらないよりはやったほうがDJらしい。
けれども、1曲単発でかけるだけでもパワーがある曲もある。
また、それは回すお店や客層によっても違うし、そうしたものに関係なく、自分の気分に一番合った曲を流したいと思うこともある。
2021年1月23日土曜日の夜の今であれば、まずトレイシー・チャップマンの「Fast Car」。曲の歌詞やメッセージなどはわからないが、雰囲気は今の僕には一番しっくりくる。
あるいはドノヴァンもいいかもしれない。重みはないが、淡々とした感じがまたいい。
Don McLeanの「American Pie」もいい。ピアノの弾き語りからだんだんフォークロックのように盛り上がっていく感じもいい。
主張しすぎないけど存在感のあるボーカルが心地よい。
そしてNatalie Coleの「OUR LOVE」。BPM77ぐらいの速さがちょうどよくて、心地よい。
締めはやはりBar テイストのソウルミュージックがいい。
今日はいつもよりは長く起きていることになりそうだ。
つづく
読んでいただきましてありがとうございます。また、お会いできたら嬉しいです。
#ビギニング・オブ・ジ・エンド #Funky N assau #トレイシー・チャップマン #ドノヴァン #Don McLean #American Pie #Natalie Cole
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