小さい頃中国で太鼓の達人界隈の姫やってた話
最初に言っておくがオチはない。
私の母親と姉が中国人だから小さい頃は年1回中国に行ってた。
その頃お姉ちゃんがめちゃくちゃマジックにハマってて、中国に滞在中は連日商業施設にあるマジックバーに通ってマジック教わってたの。
家にいてもつまんないから私も毎回着いて行ってたんだけど、私は中国語あんまり聞き取れないからそれはそれは暇だったんだ。
だからマジックバーの向かいにあったゲーセンでフラフラしてたら太鼓の達人にめちゃくちゃ行列並んでたの。
中国に太鼓の達人ある事にもびっくりしたし、更にその台が日本語だった事にもびっくりした。
これなら私もできるじゃんって思ってお姉ちゃんに小銭貰って列に並んでたんだけど一向に列が減らないの。
どうやら中国では1人1プレイなんて決まりはなくて、2人ずつ知らない人同士でプレイし続けて気が済んだら次の人に譲るっていうシステムらしい。
私は生まれた頃から適応力に優れていたから(嘘)この国ではそういうもんなのか〜と思って大人しく順番を待ってたの。
待ってる間プレイしてる人を見てる訳なんだけど、
まぁ〜〜〜〜下手くそなの。
もしかして中国に導入されてすぐの頃だったのかな
数十分待ってようやく私の番が来て、隣のお兄さんに「対よろ」って挨拶してゲーム始めたの。
私が見るからに小学生だったから、難易度も曲選択も全部私に譲ってくれたの覚えてる。
お兄さん優し〜〜〜〜〜〜〜
それで一緒に叩き始めたら、やっぱりお兄さんも下手くそなんだよね。
その場にいた大人達より私が上手かったから、終わったあと拍手喝采だったの。
姫扱いを受けたワイ、気持ち良くなっちゃってお姉ちゃんがマジックバー行くたびにそのゲーセンで太鼓の達人やってた。
そしたらある日、いつものように太鼓の達人の列に並んでたら後ろから日本語が聞こえたの。
おや、と思って振り返ったら知らない同年代の女の子が3人いて、「なんで1人1プレイじゃないの」「ありえなくない?」「これだから中国は」って言ってたから、
「素人め」って思いながらプレイしていつものように拍手喝采を浴びながら、したり顔でその日本人達の真横を通り過ぎて行った。
小さい頃から私キモくて草生えない
あと余談だけど中2の時に中国のゲーセンでドラム叩くゲーム(名前知らない)してたら人だかりができてしまって得意気に鼻をこすっていた
う〜〜〜〜〜〜ん
痛すぎて思い出したくないと思う反面、2周くらいまわって楽しい思い出になっている
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